太初は言であった
@Pz5
1 光あれ
この空間が好きだった――
そこに並んだ背表紙が好きだった。
とても手の届かないところからすら未だ観ぬ世界の断片をこちらに向け、そのいずれもが自分に語りかけていた。
そこに集う人々が好きだった。
物語の続き、未知の文物、今と未来へのヒント、将来への架け橋、そのどれもが希望を感じられた。
そこでの出逢いが好きだった。
自分が知らない視点、自分が知らない物語、自分の大切な人が喜びそうな内容、どの偶然もが輝いていた。
この空間が好きだった――
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