天下一ぬいぐるみ武闘会

第1話

カン！カン！カン！カン！カーーン！試合終了！試合終了です！

準決勝への切符を手に入れたのは【クジラ型ぬいぐるみ】のシャチ選手です！

おめでとうございます！

〈観衆〉

『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』

『やばえぞあいつ』

『あの全長20メートル越えの巨体には流石の強度を誇る【金塊型ぬいぐるみ】の王水でも勝てなかったか。』

「さてここからは我々、第7回最強ぬいぐるみ決定戦運営委員会が実況を務めさせ

ていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。」

カーーーン

「さぁ始まりました準決勝Ａブロック【サメ型ぬいぐるみ】のアジ選手

VS【カンガルー型ぬいぐるみ】のアリ選手、バトルフィールドはマット地帯、

アジ選手が有利です！」

「そっちから来ないのならこっちから行くぜぇ」

「ちっ」

「おーと有利な立場を利用しアジ選手が先制攻撃

な、なんといきなりアリ選手の右腕を食いちぎったぁ」

「クソッ」彼の右腕からは綿が溢れ落ちている。

「一か八かだ、くらえ我が必殺【フェルトンパンチ】！」

「がはっ、ゲホっ、くっやるなだがしかしこれで貴様の必殺は無くなった、

くらえ必殺【シャークトルネイド】！」

「ぎゃああああ綿が、綿がなくなる

ぐわあああああああああああああ」

綿出多量によりアリ選手ギブアップです。

カン！カン！カン！カン！カーーーン！

「決まりましたあああ、決勝進出を決めたのは【サメ型ぬいぐるみ】のアジ選手です！」

「おーとここで速報です。あちらで行われていたBブロック【クジラ型ぬいぐるみ】シャチ選手

VS【戦車型ぬいぐるみ】ギョライ選手の試合が終わったようです。

まさかの展開で勝ったのは戦車界を背負う若きエースギョライ選手です！」

〈観衆〉

「きゃああああああああああああああああ」

「うおおおおおおおおおおおお」

「な、なにぃ絶対にシャチが勝つと思ってたから全財産シャチに賭けちゃったよぉ」

「あのでかい敵に恐れることなく突っ込んでいくなんて、、素晴らしい！」

「かっけぇ」

「いゃ〜すごい盛り上がりを見せてますね」

「そうですねぇ」

「それではこれより決勝戦のルールを説『ただいま〜、たっだいま〜、ただいまなのです。』

緊急連絡、緊急連絡、この家の人間が我らの住処に帰ってきた、大至急持ち場の玩具箱にかえりたまえ。

「なんとも残念ながら決勝戦前に人間が帰ってきたため試合を延期することになりました次回開催はゴールデンウィーク中に人間が元の巣に帰る、との情報を得おりますので、おおよそその時期に開催致します、皆さま楽しみにお待ちいただけると幸いです。それでは実況の【マイク型ぬいぐるみ】のスピーカーと、【お化け型ぬいぐるみ】の悪霊滅殺でした、バイバイ！」

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初めてのバトルものなので、なにぶんひどいできですがご容赦ください。

あと「ただいま」のところに梨花ちゃん入っちゃいました、気にしないでください。それではさようなら。