這いずる

三日くらい前だろうか。

夢の前半は全く覚えていないが

最後のあの部分シーンが目に焼き付いている。


僕の足元にモジャモジャ黒い

猫のような大きな毛虫のような何かが

赤く光る大きな目で僕のことをじっと見つめていた。


足に登ってくることはなく

ぐるぐるとずっと僕の足元を這いずり回っていた。

それは一匹ではなく、二匹


いや、辺りに同じような黒い何かが同じ動きをしていた。

そこに僕は立っていた。

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