応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • * * *への応援コメント

    KACにて作者様に作品をご覧いただいた者です。

    作者様と同じように、自分の作品に関心を寄せてくださった方は
    どんな方なのだろう、どんな作品を書かれるのだろうと拝読させていただいております。

    わたしは、当時の作者様のように書店では世界の広がりに興奮しっぱなしです。
    同時に見たくないものを見ないようにしているのではないかと
    こちらの作品を拝見して感じました。

    書き出したエッセイのために、わたしも広い視野を持ちたいと思いました。
    乱文失礼いたしました。

    作者からの返信

     ありがとうございます。

     例年のKACには興味がなかったのですが、今年のお題第1弾が「本屋」だと知り、他の皆さんの作品を読ませていただく中で、自分でも何か書きたいと思って生まれたのが本作です。
     お題は「書店」ではなく「本屋」なので、参加作品には「町の片隅の古き良き本屋さん」や「電子書籍より紙の本」というテーマのものが多かったのですが、ふと気付いて「カクヨムはむしろその両方を追い詰めている立場ではないか」と思ったとき、そのカクヨムで「本屋」が賛美されている状況が何だか皮肉に思えまして、どうせ書くなら本屋あるいは書店に批判的な作品を書きたいと思いました。
     そのため、本作はKADOKAWAを名指しで非難しています。

     本屋あるいは書店が、私たち読者に対して、無限に広がる世界と可能性を提供してくれることは間違いないですが、夏生さんが見事に見抜いてくださった通り、書店には実は、読者が「見たくないものを見ないように」したり、誰かが見せたくないものを隠したりする側面もあるのではないか、というのが本作のテーマです。
     タイトルが「グレーのアイマスク」なのはそのためです。一概に誰が悪いとも言いにくいのですが、このこと自体が倫理的に「グレー」な、一種の「アイマスク」として機能しているというのがこのタイトルの意味です。正直、かなり分かりにくく、読者の皆さんに伝わらないのではないかと思っていましたが、ちゃんと察してくださる方がいらっしゃると知れて嬉しいです。

     コメントを下さり、ありがとうございました。