成人の日のアイドル

「将来どんな大人になりたい?」

 最近、仕事で振袖を着たという斎川に訊く。

「そういうことを考えてるうちはまだ子どもだとして」

「自然にディスられた」

「でもたとえば十年後も、こうして大好きな人"たち"と楽しくお喋りしていたいです!」

 この場にいる俺を含めた"全員"が思わず笑みをこぼした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る