後編への応援コメント
C.Sルイスはキリスト教の思想家として本を何冊も出してますね。私はナルニア国物語は殆ど知りませんが、一神教の文化に興味があったので、そっちの著書を少し読みました。もっと読めばC.Sルイスの心理が分かるかも?
ナルニア国物語の結末は切ないんですね。健太さんにとっての救いは最後の審判ではなくコリンナさんでしょうね。今の国際情勢をみると、裁きを下すものの存在を期待する気持ちが否定できないのも切ないです。
作者からの返信
第二次世界大戦ではイギリス本土がナチスドイツの空襲をうけ各地で大変な被害が出たそうです。明らかにナルニアシリーズはその時代設定で描かれている為、現実の理不尽さに対する憤りはルイスの中にも少なからずあったのではないかと思います。まだ学生の主人公たちに、もう現実に戻らなくて良いとアスランが言い切るのは…本当にショックでした。
ただナルニアの神アスランは「もし、喋る動物たちの世界にイエスキリストが降臨したらどうなるのか」というコンセプトで作られたキャラクターのようなんですね。人間の世界に降臨した際は人の姿をとった。だから動物の世界では動物になっているはず……と。つまり、この結末は初めから作者さんの頭の中にあったのかなぁ…とも感じます。ならば、最初にそれを言って欲しかった。トールキンが酷評したのも判る気がしますよ。
ルイスは宗教を妄信していたわけではなく、哲学的に物事を考える方だったそうです。そんな方がキリスト教をどう考えていたのか、それを学ぶことは『嘘つき詩人』にも活かせるかもしれませんね。有益な情報をありがとうございます。
いつも励みになるコメントと評価をありがとうございます。次は明るく楽しめる作品となる予定ですので、今後とも宜しくお願い致します!
後編への応援コメント
ナルニア国物語、読んだことなかった(映画をチラッとは観ました)ので勉強になりました。
これを読んだ今なら、楽しめそうな気がします。
今度、挑戦してみようかな(*‘ω‘ *)
作者からの返信
指輪物語はとても長いので「今なら映画で見た方がいいよ~」と言えるんですけれど。ナルニアの場合は映画が『ロードオブザリング』を意識しすぎのように思えるんですよね…。ナルニア国は小説で読んだ方が楽しめるかもしれません。裏切り者の末弟エドマンドの心境が細かく描かれていますから。ゲド戦記もそうなんですが、主人公たちが若く未熟な頃が一番面白いですね。成長の余地が残されていますから。そういった意味でも、三巻までは文句なしにお勧めですぜ。それ以降は興味があるなら…ですかねぇ。
子ども頃は最終巻の展開に怒り、呆れるばかりでしたが。今になって読み返してみるとハッピーエンドでは描き切れないテーマもこの世にはあるんのだと判る気がします。悔しかったら帰る価値があるだけの世界を作ってみろと。そう言いたいのでしょうね。
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後編への応援コメント
ヒナは巣から飛び立つというところに、何とも言えない核を見た気がしました。
面白かったです☺️
作者からの返信
異世界転移をして、帰るか、帰らないかは永遠に答えの出ない難問ですね。なんとその問題は第二次世界大戦の直後くらいからあったわけです。
突き詰めると、大切なのは未来か過去(思い出)かという話になるわけです。また異世界と現実の情勢次第でどっちに居る方が幸せか変わってくる……最後はやはり本人の考え方次第だと思いますね。私は「今度は地球を救いに行くぜ」みたいな奴の方が好きですけどねぇ…。
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