第1話への応援コメント
青春の日々ですね。
物語をつづるだけでなく、人物の動きや、情景、手にした時の感覚が丁寧で、心情が伝わってくる静けさが良いですね。
漫画や映画では伝えきれない箇所を描いているのは、まさに小説だから伝えられる作品ですね。
主人公は、嫌われるのが怖くて本当のことが言えなかった。
と思いました。
上原さんは、主人公に話しかけても通り一遍な返答に、何を思ったのか。嫌いな人に本を貸したりしません。思春期の頃なら特別な想いもあったかも知れない。
主人公は同じ本を購入し、あえて上原さんの本を読んだ時の気持ちを蘇らせる。
その先は読者の想像にお任せする形ですが、私は本を汚してしまったことを正直に告げて購入した本を差し出す。それと共に本の感想を告げて、また元通りの関係に戻った。
あるいは、離れ距離が開いていただけに、自分の気持ちを告げているのかも知れません。そんな未来を想像させて頂きました。
作者からの返信
お読みいただきましてありがとうございます。過分な褒め言葉が散りばめられていて小躍りしております。
またこんな丁寧な感想まで。
ラストのあとはどうなるんでしょうね。少なくとも、上原さんの連絡先は知らない設定ですので、大変だぞ、と。
第1話への応援コメント
ささいなことが言えない臆病さで、もっと悪い方へ転がってしまうの、青春あるあるだなあとしみじみしました。
ところで、うちの本みたいな顔して本棚に収まっている借りっぱなしの本が、うちにも何冊かありまして……。
うう、すみません。幸せにします!(返せよ)
大人になると、次に会うのが数年後とかになったりするので、貸し借りが難しいです(^^;
作者からの返信
こよみさん
お読みいただきありがとうございます。
今作はKACのお題の1作目だったので張り切って書いた思い出があります。ちょっとしたすれ違いでも、なかなか踏み出せないよなあ、と。
本の貸し借りの思い出って、カクヨムユーザーの皆さんはけっこう色々持ってそうな気がしますね。
面白い!と思って貸したら反応薄かったりしたのもいい思い出です。
友達のものは家にはない気がしますが、姉の本はありますね。年数回しか会わないので…