松山の商店街の古本屋さんのお姉さん

ヤッキムン

笑顔の可愛いお姉さん

妹と日曜日に商店街の古本屋さんに行く。

本の好きそうなお姉さん、いつも椅子に座って本を読んでる。


妹とお店に入ると、お姉さんは目では本の文字を追ってるけど、ボクたちの入ってきたのをわかると、ちょっと笑ってる。


口は「いらっしゃい」って動いてるみたい。


妹とボクは漫画の並んでいるコーナーに行く。何にしようかなって思いながら。


あ!そうだ!その前にお店に入ったら、まずお姉さんのところに行って、持ってきた漫画をカバンから出して、お姉さんに見せる。

お姉さんは、ボクたちから漫画を受けとると、表紙や中身を確認して、いくらって金額を言ってくれる。

いつも、ボクたちの予想より、ちょっとだけ高いから、毎回、それでいいですって言って、その金額をお姉さんからもらう。


それから漫画の置いてあるコーナーに行って新しい漫画を探す。


「カラクリオデット」っていう漫画をお姉さんのところに持っていった。

お姉さんは、いつも笑って漫画を受けとり、嬉しそうに紙袋に入れてくれる。

その瞬間にも、お姉さんは、めっちゃ本好きに思える。

最近は、袋はいいですって、お姉さんに言って、漫画をそのまま受け取ってカバンにしまう。


「ありがとう」

って、お姉さん。ボクたちは

「また来ます~」

って言って、お店を出る。


次の日曜日に読んだ漫画を持って行く。

お姉さんは本を読んでるけど、漫画を持って行くと、本から顔を上げて、笑ってボクたちから漫画を受けとってくれる。

漫画をお姉さんに買い取ってもらって、次の新しい漫画をお店で探す。探してる時も、お姉さんは本を読んでるけど、なんとなく、いつも笑ってボクたちのことを見てくれてる。


お姉さんに

「イラストコンテストで、妹もボクも賞をもらったよ」

って言った。

「何のイラスト描いたの?」

「妹はプリキュアのお子さまランチで、ボクはピカチュウ」

「良かったね」

お姉さんの笑顔、ボクも妹も大好き!!

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