第11話 目が覚めた
目が覚めた。
何故だろう。
何時からだろう。
現実が僕を押し潰してゆく。
存在がこんなに辛いとは。
いっそのこと
目を覚まずに
過ごしていたほうが
楽だったかもしれない。
僕はもう戻れない。
何かが僕の目を覚ました。
みんな辛いのだろう。
何に癒やしを求めているのか?
強い孤独と共に
筆を進めた。
また筆を置く日は来ないだろう。
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