2. その『作法』は正しいのか
今回は少しだけ真面目な話でありつつ、テキトーなことを言い放っちゃう回。
結構いろんなところで、『ウェブ小説、かくあるべき』みたいな記事が転がっていると思います。
まぁ、書く人の数だけあると思います。
ハッキリ言いましょう。
大抵はその人の実体験に基づいているので、正しいです。
安心してください。
正しいです。
もちろん、書いた人にとって正しいと言う意味です。
万人に対して当てはまるとは言ってません。
何せ間違った努力はその人を裏切りますから危険です。
かのメジャーリーガーも以前こんなことを言ってました。
――練習は嘘をつかないって言葉があるけど、
――頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
決してそこは間違えてはいけません。
もったいないです。
練習や努力にウソを吐かれないようにしましょう。
だったら、万人に当てはまらない理由とは何かという話ですが。
単純です。
ウェブ小説界隈は玉石混淆だからです。
私みたいなズブのド素人が悩み抜いた結果として書いている記事もあれば、出版というある種の『成果』を出した人が書いている記事もあるからです。
成功体験を経た文章とそうでない文章では差があるのは当然ですが、そういう『ナンチャラ論』も同様にそれぞれあるからです。
しかも、その『成果』の出方だってそれぞれ違うわけですから、どれも正しくてどれも違っている(『間違っている』ではない)んですよ。
あくまでも『間違いではない』のですが、それを自分に適用した結果正しくなるか間違いになるかは別問題という話です。
あと、今回はこの記事のタイトルにあるようにお題を『読まれるウェブ小説』としていますが、その意図するところがそれぞれの記事で違っている場合もあります。
読まれると言っても、『メインページをクリックして貰う回数を増やす』のか、『読破してもらう』のか、あるいは『何らかの評価を貰いやすくする』のか、『高い評価を付けられやすくする』のか、『感想を付けてもらいやすくする』のか―――。
もっと有り体に言ってしまえば、『ランキングに載る』のか。
エトセトラ、エトセトラ。
そんなんなので、自分の作品をどうしたいのかがしっかりイメージできていないと、間違った経営戦略を採ることになるような場合もあります。
ひとつを鵜呑みにすることなく、いろんなモノを見ましょう。
とはいえ。
これが重要ではありますが。
誰かの成功体験を読み、それを模倣したからと言って、同じ結果に辿り着くかと言えば、決してそうではないということを予め理解しておくべきなのです。
あくまでも、自分が書きたいモノ・表現したいモノは、抱き続けていてほしいと思うわけです。
ここらでポルノグラフィティの『アポロ』の歌詞を引用しましょうか。
――大統領の名前なんてさ 覚えてなくてもね いいけれど
――せめて自分の信じてた 夢くらいはどうにか 覚えていて
だって、それに固執した結果、『あなた』本来の持ち味が消えたら、それこそ残念じゃないですか?
ストーリーテラーである『あなた』の第一のファンはあなた自身であってほしいのです。
書いてる本人が書いててつまらないモノなんて。
そんなん誰も読みたくないですよ?
あ、そうそう。
メタい話をするならば、小説投稿サイトにこういう『お作法』とか『攻略法』みたいなアドバイス記事をエッセイとしてアップすると、閲覧数は獲りやすいとは思いますよ。
その内容が評価されるかどうかは知ったことではありませんが。
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