かわいい先輩と言われました。

狼男

第1話 恋に落ちた。

僕は、彼女に恋をした。なぜかってまぁまぁ、順序立てて説明しよう。とあるサークルに入っていたんだ。その子と出会ったとき、正直あんまり興味なかったんだ。

でも、彼女は、僕のこと「光先輩」と下の名前で呼んでくれるのだ。そこから少しずつ嬉しくなった。彼女は僕と話すと目が笑っている。別れるときもきちんと手をふって見送ってくれる。

一番好きになったきっかけは、グループワークでその彼女といたときだ。

季節が夏だった。友達が僕の顔に小型扇風機を向けて、すずませてくれた。それを見たその子がそれよりも大きな小型扇風機を取り出し、何と僕の顔に当ててすずませてくれたではないか。「先輩、風をどうぞ。」

それが嬉しくて、その夜は眠れなかった。

その子含めて一緒に映画を見にいったこともあった。ヤンキー漫画の〇〇リベンジャーズの実写版の映画を見た。

あとは、ゲームセンターで音ゲーもした。卓球もカラオケも一緒にいった。二人きりではなく、グループで。嬉しかったのは、卓球でダブルスでその子と一緒にペアになったことだ。それが嬉しかった。

サークルを休んだときは心配してくれた。俺がサークルをやめたときに、友達がその子の元気がなくなっているよと教えてくれた。

その子の友達の話もしよう。その子も俺のことをあだ名で呼んできた。その子が沖縄旅行に行ったときの話だ。サークルの皆には好きなちんすこうを取っていいよと言われた。しかし、僕の前では

「先輩のは私が選びます。」と言って、黒ごまのちんすこうを渡してきた。

思い出した。俺がリュックにつけているぬいぐるみを、彼女たちが気に入ってけっこう触っていた。

「かわいいですね」と言ってくれたのを覚えている。今はサークルをやめているのでもう関わっていない。この思いが成就したら嬉しいな。

さらに記憶を思い出した。

サークルで俺の写真を取ったときにスノーみたいな加工アプリで俺の顔を🐰マークにして遊んでいたのを覚えている。

また、第〇人格というゲームで通信したのを覚えている。オンライン対戦をした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

かわいい先輩と言われました。 狼男 @shinshin4445

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ