第五話 亜人系ダンジョン3階層
亜人系ダンジョン3階層にきた。門に入る時も階層を選べたためいきなり3階層に来ることができた。
早速探索していると豚顔の俺より大きいモンスターと出会った。
「ホワイト・オークか」
早速向かってくる。速さはホワイト・ゴブリンと同じくらいだが身長が大きいため威圧感がある。
『火よ 敵を撃て』「ファイヤーボール」
「グアァ!」
当たったはずなのに止まらず進んでくる。どうやらかなりの耐久を誇るようだ。そのまま走った勢いをつけて殴りかかってくる。普通に避けるがブンッと風を切る音がするがする。受け止める気はないが当たると危険だな。
もしも当たると危険だという思いが、どこかにあった軽い気持ちをなくさせていく。そして時には押したり引いたりしながら少しずつ削っていく。
「スラッシュ」
スキル、スラッシュでとどめを差す。消えた後にはオーク原木が残されていた。近づいてみてみると加工のスキルを使うことができるようだ。周りを見渡しても特に何かいるわけではないから、使ってみるか、
「加工」
そう言うと、脳裏にリストが浮かび上がる。木剣や木槍、木杖、弓、矢などが作れる。リーチが欲しいから試しに木槍を選択してみる。するとオーク原木が木槍になっていく。想像通りの長さになったな。木槍を持って振り回してみるが、扱いやすいな。
「これ、いいな」
試しに次のホワイト・オークに使ってみるか。そしてほどなくして見つけることができた。ほかの魔法を使ってみるか。
『水よ 敵を撃て』「ウォーターボール」
水がボールになってホワイト・オークに向かっていく。見てる分にはファイヤーボールと変わりないな。威力も同じらしく、そのまま突っ込んできた。
今度は間合いを保ちつつ、木槍で突いていく。避けるときに壁に背を向けないように注意する。追い込まれると危ないからな。
体感では鉄剣を使うより時間がかかった。まあただの?木槍より鉄剣のほうが強いだろ。これはしょうがない。しかし攻撃するチャンスは槍のほうが多いな。
オーク原木がドロップしているが、無視してホワイト・オークを探しにいく。できれば持ち帰って売りたいが、一々帰るのも面倒だからな。それに今は強くなっておきたい。そうすれば何か有用なスキルが出てくるかもしれないからな。
「そうと決まれば狩るか」
そう言う俺の顔はにっこりと笑っていた。
◇◆◇◆
15体ほど狩って朝を迎えたようなので次の階層のゲートにくぐってから帰還した。
名前 シヴァ 基礎lv4 男 15歳
ジョブ 戦士lv7 魔法使いlv6 僧侶lv5 生産者lv5 探索者lv6
加護 戦いの神
戦士が突出してきたな。まあ近接攻撃を基本としているからだろ。さて明日からもっと深い階層に行くか。
もっと強くならないといけないからな。
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