第23話 社畜という言葉
先日、年配の女性が数人でお茶をしておりまして。その近くに偶々居合わせたのです。で、何かで「社畜」という言葉を見たそうで。
「社畜なんて言葉、知らなかったわ。でも一般的じゃないわよねえ」
「私も初めて聞いた。でも、あまり良い言葉ではないわよね」
という会話を耳にしました。
そうですか、社畜という言葉知りませんか。一般的ではないですか。そうですか。
その会話を聞きながら、ちょっと遠い目になりました。
皆さん、カクヨムを読んでらっしゃれば、社畜という言葉、ご存じかと思います。知らないのが良いのか悪いのかは判りませんが、少なくとも読んでいる世界が違うのだなあとその時はしみじみと思いました。
そう、自分が思っていたよりも限定的な周知だったんだって思ったわけです。
後日、知り合いとあった時に。その時の話をしましたら、
「昔はなかった言葉ができるのは、それが『形』として意識されてからじゃないかな」
という話になりまして(知り合いはちゃんと社畜を知っていました)。
言われてみれば、ブラック企業や社畜という単語が出てくる前にすでにブラック企業も社畜もあったわけですよ。高度成長期にせよ、バブル期にせよ、残業代云々は別として、就業時間以上働くっていうのは割と一般的だった気がします。
高度成長期にはエコノミックアニマルって外国から言われた言葉がありますが。そうか、エコノミックアニマルっていうのも外から見て出てきた言葉ですね。
社畜、一体いつからでてきたんですかね。誰が言い出したんだろう。
ちょっと気になってきました。
で、ちょっとWiki君に聞いてみましたら、1990年代から有るんですね、この言葉。
そっか、リゲインが1989年だもんな「24時間」だしな。
過労死とかそういうのが出てきたのも、その位かと調べて見ると「過労死110番」が開設されたのが1988年だそうで。
で、すごく気になったのは『社畜』という言葉を知る人と知らない人の差って何なのでしょう。
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