四方山話

第14話 ミルク餅

　一回凝ると、何度も作っちゃたのはエッグノッグでしたが、この頃は控えています。というより、飽きました。しばらくは良いかなあと。

　で、YouTubeの動画で「ミルク餅」というのを作るというのを見ました。このミルク餅は、サイリウムというものを使うことで牛乳をわらび餅みたいな粘っこいものにするんですね。

　面白そうだということで、早速サイリウムを購入しました。作り方は、ネットで幾らでも出てきます。動画では電子レンジを使ってたんですが、鍋で火に掛ける方法で作っています。

　エッグノッグの時と同じで、純粋なミルク餅自体はあんまり作ってないんです。甘酒にしてみたり、かき氷のシロップを混ぜてみたり。何故かというと、購入したサイリウムがデスね、どうも全粒粉ぽいんです。

動画のミルク餅は真っ白なまんまですが、うちのサイリウムで作ると薄茶に少し紫？ を混ぜたような色が付くんです。

ミルク餅の雰囲気ではない。ということで色々と混ぜたんですが色味的に今ひとつ。

精製過程とかが違うんでしょうか。

味は、問題ないのです。見た目の問題です。

で、この前、粉末の紅茶を買ってきて紅茶バージョンを作ってみました。なぜ粉末かというと、サイリウムがダマになりやすいので、他のコナ物と混ぜたいからです。

砂糖だけだと、ちょっと弱い気がして。でも、粉末の紅茶、買ってから知ったんですが、サイリウムは冷やすとダマになり難いらしい。もっと早く知りたかった。

気を取り直して、水と粉末の分量通りだと、色は良いんですが味がぼける。

ということで、粉末料を多めにし、次いでに残ってたチャイ用のスパイスを加えて、牛乳を使ってチャイ風餅にしてみました。

これが、色味がピッタリで味もよし。

チャイ風餅でいいなら、今度はチョコレート風味とか、コーヒー牛乳もいけるのではと、思うこの頃です。

チョコレートアイスを買ってきて、溶かして混ぜても良いかもしれない。

このサイリウム、オオバコの種子が原料だそうです。そっか、それで粘るのかと。

オオバコの種子の殻は雨に濡れると粘っこくなって、動物の足の裏とかに引っ付いて、種子散布するのです。オオバコの知恵ですな。

その成分を使って、人は餅を作るのかと。感慨深いものがあります。

ちょっと思いました。ゼリー程シッカリとは固まりませんが、量とか工夫したら、もっとしっかりとなるかなと。

いえね、この頃転生モンばっかり目にしまして。異世界チートですか、あれでオオバコみたいな種を見つけてお菓子作りなんていうのも良いかなあと。

チョコレートとか作るのムッチャ大変じゃないですか。「チョコを作る」って書くのは簡単。でもカカオからは、実際に作るとなると大変そう。いや、製造方法を知ってるってかなりマニアック。

でも、オオバコで無双は出来ないか。わらび餅だもんな。それに、ゼラチンはありそうだもんなあ。

無双する予定は全く無いので、いいか。