第1章 幼馴染な2人  第2節 優秀な好青年吉田二郎(24)

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 24歳の二郎じろうは、

家族と同居していた。


 沙恵もまだ実家に住んでいる。


 二郎の実家は斜向かいにあたる。


 2人は、幼馴染おさななじみであった。



 沙恵さえは成績優秀で負けん気が強く、

そこそこ美人だが、結婚願望がない。


 二郎も成績優秀なので、

2人は地域で一番偏差値の高い高校に通った。


 二郎は沙恵の後輩にあたるが、

学年が5つ離れているので、

同時期に通うことはなかった。



 優秀だった二郎は、

筑波大学医学部に現役合格した。


 6年間の教育課程を終え、

医師免許を取得したが、

現在は、無職だ。


 友人に大学病院勤務を勧められた。


 教授には無医村に出向することを提案された。

 しかし、二郎は、

束縛されることを嫌がった。

沙恵同様、組織が苦手だった。


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