みちしるべ

しばらく置いといて 虹を滲ませたら

鮮やかでとめどない 君に似た風が


奇遇にも最後に サラダを食べたがる

藍色のスカートと 誰に言わぬ靴と


あと一つ欲しがるのは

木陰に並んだ長針の元で

寂しそうな時 変わらない朝日


枝別れ

コロコロ鳴る形の失った光

だからこそ 遠くまで

無垢な何億光年

差し当たって


運命と名付けた 臆病な音に

握手した月と雨 ひぐらしのせせらぎ


黒いスーツ姿 新しい門出と

滑らかに忙しなく あざとく可愛く


3月の告白から

君と雲に乗り泳ぎ疲れたい

明後日までは浪漫に誤魔化して


枝別れ

コロコロ鳴る形の失った光

だからこそ 遠くまで

無垢な何億光年

差し当たって

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