王子様、お仕えさせて下さいませ
編端みどり
人物紹介
ケネス・ジェームス・ファラー
第二王子 十八歳
青紫の瞳で、茶髪。他の兄弟と見た目が違う事を気にしている。過去に乳母に蔑ろにされ続けたので自信がなく引きこもり気味。本が好きで、いつも本を読んでいる。自信がなくオドオドしているので貴族に舐められている。
ジーナ・オブ・ケニオン
伯爵令嬢 十七歳
本が大好きで、深夜まで布団に潜って本を読んでいたので近眼になってしまった。眼鏡を持ってないので、あまり周りが見えていない。その分、声や人の放つ雰囲気を感じ取るようになった。家が厳格な騎士の家系なので、本は好きだが身体も鍛えている。自ら主人を見つけ仕える事が至上の喜びだと幼い頃から教育されているが、仕えたいと思う主人には出会っていない。しかし、ケネスの人柄に触れて、心からケネスを尊敬し仕えたいと思った。
ビクター・ジェームス・ファラー
王太子 二十歳
青紫の瞳で、金髪。見目もよく完璧な王太子だと有名だが、まだ婚約者がいない。高位貴族の令嬢は、ケネスを馬鹿にしている者が多く、婚約者を決める気になれないらしい。為政者らしく人を利用する事もあるが、いつも弟達を心配している。
ライアン・ジェームス・ファラー
第三王子 十七歳
青紫の瞳で、金髪。三人の王子の中で一番美しいと、令嬢達の人気も高い。まだ婚約者はいないが、多くの令嬢と親しくしている。ケネスを尊敬しているので、兄の為に侍女が出来そうな令嬢を探しているが、いつも上手くいかない。
フィリップ・オブ・ケニオン
ジーナの兄。二十歳。騎士隊長になったばかり。ビクターに忠誠を誓っている。妹達をとても大事にしているが、王族に逆らう事はない。
ニコラ・オブ・ケニオン
ジーナの妹。十五歳。派手な見た目で社交界を渡り歩いている。
望月 小百合
召喚された聖女。ジーナとケネスを見守る会に入りたい。
エレノア・オブ・ベケット
ケネスの侍女。仕事をしない。
デューク・グラハム・コー
ライアンの侍従。ライアンとは乳兄弟。
※魔法は聖女しか使えません。二十年に一度、半年間だけ召喚される聖女は荒れた土地を豊かにしてくれたり魔法で大陸中を助けてくれます。聖女召喚は、大陸にある三つの国が共同で行います。聖女の世話係は王族の仕事で、三つの国が順番に回しています。聖女は、王族よりも偉いとされています。聖女の意思は最優先です。聖女召喚される人は善人に限られ、半年後に時間経過なく元の世界に戻れます。二十年は同じ人が呼ばれますから、再召喚も可能です。しかし半年で帰り、もう訪れない聖女が大半です。聖女が望まない限り、決して再召喚はしません。
以前、聖女召喚の時期ではないのに飢饉が起きて聖女を呼んだ事がありますが、その時は別人が召喚された上に魔法の力を持っていませんでした。
更に飢饉が酷くなり、聖女が怯えていたのですぐ聖女を元の世界に帰したら飢饉が落ち着いたと伝えられています。
その後、好奇心旺盛な聖女が召喚を何度も望み、さまざまな実験を繰り返し残したマニュアルと呼ばれる書籍が存在しますが、聖女以外は読む事が出来ません。
このような歴史があり、聖女は尊ばれています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます