第4日 お題「ぬいぐるみ」
ぬいぐるみ。
ぬいぐるみって、なに?
言ったじゃん。俺、前回言ったじゃん!
時代劇とファンタジーに全振りしてるから「スマホ」とか来たら即死確定だって!
なのに「ぬいぐるみ」。何やってくれてんだよ!運営ぃぃぃぃ!
(全部こちらの都合なので、運営さんは無罪です)
◇◆◇
1902年の秋。
ハンティングが趣味だったセオドア・ルーズベルトは、クマ狩りにでかけたが、その日の狩りはさっぱりで獲物がなかった。
そこで仲間の一人が弱ったクマを引っ張ってきて
「これを撃ったらどうだろう?」
と持ち掛けた。すると大統領は
「それはスポーツマンシップに反する」
と断った。
この話が新聞記者によって大々的に報道され、大統領の強烈な個性と相まって評判になり、当時ドイツから大量輸入されていた初期のシュタイフ製クマのぬいぐるみと結びつき、大統領の愛称「テディ」になぞらえて「テディベア」と呼ばれることに。
というのがぬいぐるみの元祖「テディベア」誕生のお話です。
最初にこのエピソードを知った時は
みんなで海上釣り堀にタイを釣りに行ったけど、何故か(どんな宇宙の法則の故か)自分だけボウズだった。
まずい『今日は尾頭付きだぞ』と大見えきって家を出てきた手前、手ぶらではいかにもかえりづらい。
仕方がないので、みんな解散した後でこっそり近所のスーパーに立ち寄りまっすぐ鮮魚コーナーへ――すると何故かそこには子供を連れた妻の姿が!
言葉を無くして立ち尽くす私に妻が言った。
「今夜は、タイのお刺身よ」
みたいな話かとおもったけど(全然違います)
セオドア・ルーズベルト大統領は、個性の強烈さでいえば、多分歴代大統領中屈指の人です。ワシントンとかリンカーンとか、偉人伝として日本でも知られている他の大統領とは一味ちがう、その生きざまに、
「こんな大統領もいたのか。いやこれこそアメリカ合衆国大統領なのか」
と思った記憶があります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます