第二章 訓練
第12話 魔の森
◯
昨日、グレナに2日ほど宿泊できる荷物を持って、(授業がある時間は研究室に置かせてもらった。)グレナの研究室に集合した。時間になって理事長が部屋に転移してきて、3人で転移をしたんだが、目の前には鬱蒼とした森が広がっていた。
「グレナ、これからどこに行くんだ?」
「私の元隠れ家。つまり、この森の中よ。隣国、サーペン王国との国境付近の、ね。」
「ん? ちょっと待って?! サーペン王国国境付近の森って、魔の森ってこと?! あそこって、かなり強力な魔物が棲みついてるって噂なんだけど……」
普通の土地よりも空気中に漂っている魔素濃度が高くて騎士団や上級冒険者ですら逃げ出すほどの魔物が住み着いていると聞いたことがある。その森のおかげで、サーペン王国と国交は難しいと有名だった。
「まぁ、そうね。今ではSSSランクの冒険者か許可された者しか立ち入りを許されない土地よ。」
冒険者とは、ギルドに所属している人たちで、国に頼むほどでもない、市民からの依頼|(家の掃除)から、魔物の討伐など仕事内容は多岐にわたる。安定して収入がある騎士団と違って、報酬は低かったり高かかったり……でも、自分のペースで好きな時にできるから、騎士団よりもいいって人もいる。高ランク冒険者は、基本的に人に危害を加える凶悪な魔物を討伐している。持ちつ持たれつな関係だから、国とギルドとしては仲は悪くない。特別言い訳でもないけど。
その冒険者の中にもランクってものがあって、一番低いのがF〜A、S、SSととなる。しかし、SSランクの上にもう一つ、ランクがある。それが、SSSランク。SSSランクは伝説のランクとまで言われている。何故なら、100年以上、SSSランクという称号を与えられるほどの人物が出てこないからだ。
魔の森は、伝説とまで言われるほどの、SSSランクの冒険者以外は入れない危険地帯だ。そのSSSランクが今はいないとなると、隠れるにはうってつけだ。誰も入れないし、入ったとしても死ぬだけだから。
「そりゃあ、隠れるのにうってつけだね……」
「って、言われてるんだけど、実際は違うんだよね〜。」
「え??」
「とりあえず、見たほうが早いわ。おいで。」
散歩でもしようみたいな軽いノリで手を差し出された。
「え? え? 危険なんだよね?? 俺死ぬ予感しかしないんだけど……?」
「私と一緒にいれば何もされないから大丈夫よ。ほら。」
俺の手を取って森の中に入って行った。なんの躊躇いもなくスタスタと、俺を連れて進んでいく。整備されていない道を歩くのは初めてだから、いつも通りのスピードで、というわけではなかったけど、それでも俺にとっては、早く感じた。
「グレナさん? 力取り戻す前なんでしょ? 魔物に遭遇しても平気なの?」
「大丈夫大丈夫。ほら、来たよ。」
「え? なに、が……」
グレナが前の方を指さしたので、そっちに目をやると、遠くの方に三匹の白い狼がいた。あちらも気づいていたのかこっちを見ていて、
『あー! ルイだーー!!』
『ルイ〜!!』
一目散にこっちへ駆け出した。え、喋った??
「あなたちち、久しぶりね。」
『久しぶり〜! どうしたの〜?』
「今日は、私の封印を解くために一時的に戻ってきたの。あと、恋人の紹介もね。」
『恋人?! それってこの人?!』
「そうだよ。シドニスっていうの。」
『ふんふん、なんかいい匂いする〜!』
グレナが俺を紹介すると、三匹は俺の周りをグルグルと回ったと思ったら、匂いを嗅ぎだした。俺の右側を嗅いでいた狼がポケットの中に鼻を突っ込んだ。そういえば、小腹が空いた時に食べようと思ってたクッキーが入っている。食べるのを忘れていた。
「あ、そういえばクッキー、入れたままだ。」
『クッキー?! ちょうだ〜い!』
「いいけど、この子達に人間のものってあげても平気なの?」
「大丈夫だよ。ただの狼じゃないから。一般的に犬がダメなチョコとか玉ねぎとか食べても具合悪くならないし。」
「そういうもんなの? まぁ、いいけど。はい。」
『『『わーい!』』』
シンプルなクッキーを一枚ずつ、狼たちにあげていくとあっという間になくなった。
『おいしかった! お兄ちゃん、ありがとう〜!』
「どういたしまして。」
「さて、あなたたちのお母さんはどこにいる?」
『ごしんぼくだよ〜!』
「教えてくれてありがとう。またね。」
『またね〜!』
そう言って俺たちが来た方向へと走って行った。その背にグレナが声をかけた。
「あんまり外に近づきすぎちゃダメだからね〜??」
『『『はーい!!』』』
三匹の元気な返事を聞いてから聞く。
「グレナ、ごしんぼくって?」
「魔力を大量に持っている木のことで、御神木の近くは神域になっているの。」
「神域?! 魔の森の中に?」
強力な魔物が生息している森の中に神域があるとは思えなかった。
「むしろ魔力がただよっているこういう森の中にしかないわよ?」
「そうなんだ……」
ん? ちょっと待って? 神域?? まさか……
「やっぱり、フェンリルだった……」
しばらく歩いていくと、少しずつ、重苦しかった空気が新鮮な空気へと変わっていくのがわかった。そして、見えてきたのは、あまりにも白くて、発光しているかのような木と、その周りに集まっていた多種多様の獣……いや、
「そう。ここは、神獣たちが住まう森、
さっきの三匹の子供たちよりも数倍大きな、透き通るような白い毛並みを持つフェンリルが2体、青い炎を纏っている不死の鳥、フェニックスが一体、黒い紋様が入った白い虎、白虎が2体、近くの湖から顔を出している龍のような顔を持つ、レヴィアタンが2体、鹿のような体の麒麟が一体、ペガサスが三体、その足元に小さなツノの生えた兎、アルミラージが5体……
神獣を一度にこんなたくさん拝めることになるなんて……
『おや、お客さんかい? ルイグアリナ。』
フェンリルの一体が俺を見てグレナに話しかけた。
「お久しぶりです、フェルさん。」
『見ない顔がいるね〜? その子が、エレナーデが言っていたあんたの恋人?』
麒麟と思われる神獣が俺に近寄ってきて顔を寄せた。
「そうです。シドニスっていいます。」
『ほう? ルイちゃん、いい男を見つけてきたね。神獣召喚魔法の適正があるじゃないか。』
アルミラージらしき神獣は俺の肩に飛び乗ってきて、耳元で聞きなれない言葉を話した。
しん……今なんて言った?
「そうでしょう? みんな気にいると思って連れてきたんです。そういえば、さっきフェミナたちに会いました。早速懐かれてましたよ。」
フェミナ、あの三体の子供達の一体かな。
『すでに神獣たらしとはね。恐れ入るよ。』
フェンリルの体が大きい方の個体がクスクスと笑った。
「ふふ、みなさんにシドをこの森に入れる許可をいただきたいんですけど、いいですか?」
『あんたの恋人で、フェミナたちが懐いたんなら私たちに文句はないさ。私たちに危害を加えないと誓うなら、ね。』
ペガサスの一体がそういうと他の神獣たちも頷いていた。危害を加えるわけがないけど、初対面で信用できないだろうから、この人たちの言うことはもっともだ。
「もちろんですよ。そんなことする人じゃありませんから。シド、この人たちは、各神獣たちの長とその家族だよ。」
「申し遅れました。私はアメリア王国第五王子、シドニス・アイス・ルドニクス=アメリアと申します。この度はお目にかかれて光栄に存じます。そして、あなた方神獣に対して敬意を払うこと、危害を加えないことを誓います。」
『そんなに畏まらなくとも良い。我らが主となる可能性を秘めた人の子よ。』
湖から顔を伸ばして? 出して? きたレヴィアタンの一体が言った。
「主、とは?」
『その名の通り、我ら神獣を束ねしもののことだ。我らを見た時、昔からの仲間のように感じたのではないか?』
「そういえば、そう思ったような気が……あるようなないような……」
『さすがにまだそこまで覚醒してはおらぬか。』
『我ら神獣と神獣を召喚できる者は強い繋がりを持つ、魂から惹かれ合う存在なのだ。仲間と思うても不思議ではない。』
神獣と人が、仲間? そんなことがあるのか? だとして、何故公にならなかったのか。いや、理由は予測できる。神獣たちは素材として見れば、超高級品だ。少量の抜け毛でさえ、本物なら大金が動くほどに。しかし、そんな神獣を召喚できる人がいたとしたら? その人間は狙われるし、利用される。そんなことをさせないために、神獣召喚は控えるし、秘匿するはずだ。国が知らなかったとしても不思議ではない。
『ふ、心配せずとも良い。来るべき時、我らは其方の前に現れるであろう。其方が我らを受け入れれば自ずと理解できよう。悪いようにはならぬ。』
「わ、わかりました。」
「ふふ。大丈夫だよ。神獣たちは私たちの味方でいてくれる。」
「わかった。」
「さて。顔合わせは終わったから、そろそろいきますね。」
『もう行くのか?』
「ゆっくりできなくてごめんなさい。このあと封印を解く予定なんです。」
『ならば、引き止めるのは酷であろう。また会おうぞ。シドニスとやらも、気軽に来るが良い。其方であればこの森は牙を向くことはない。
「ありがとうございます。」
『我らを召喚する日を楽しみにしておるぞ。』
「ご期待に応えられるよう精進いたします。」
そして、神獣たちと別れると、別の方角へと向かった。
「まさか、神獣に会うとは思ってもみなかったよ……緊張した……」
「そんなふうに見えなかったけど?」
グレナは俺の顔を覗き込んでニコニコしている。驚かせたくてやったんだろう。意外にやることが少女みたいだ。言わないけど。
「これでも王族だからね……ポーカーフェイスは得意だよ。」
「確かに。」
「聞いてもいい?」
「なに?」
「グレナも神獣召喚ができるんだよね?」
数日前、ペガサスを召喚していた。あの時は、緊急事態であんまり気にしてなかったけど、神獣を召喚していた。
「そうだよ。」
「どのくらい強くなったら、召喚できる?」
神獣召喚なんてこと、できる人が弱いわけがない。おそらく、グレナが特殊部隊をやっていたの時代の基準で強い人だ。俺がそこまで這い上がるにはどのくらいなのか。グレナはそうねぇって首を傾げて考え、すぐに結論を出した。
「シドが私の地獄の訓練を耐え抜けば一年くらい?」
「そっか。じゃあ、頑張らないと。そういえば、なんでこんな危険地帯とまで言われてる場所の奥に神獣たちが?」
危険地帯だと有名で誰も近づかないし、無許可で入ったと考えられる人は行方不明になっている。強力な魔物に殺されたのだと判断されて、調査すらされない場所。でも、俺はこの森に入ってから魔物に襲われていない。というか、魔物がいない。
「ここは、アズラエル先代陛下と一緒に情報操作した場所なの。」
「え?? 情報操作?!」
「そう。昔は神獣の怒りに触れ、神獣が魔物を操作して森に入ったものを殺していると言われていてね。私はその魔物が街に来ないように交渉する役目だったの。だけど、実際は神獣たちの素材が目当てで入ってくる人間しか排除してなかった。神獣たちは自分の身を守るために必死だったはずなのに、森に迷い込んでしまっただけの子供とかは逃がしてくれていた。それが不思議で、その調査も任されていたの。」
「そうだったんだ。」
「そう。危険だからって理由と、神獣たちを刺激しないために私と転移魔法が使えるエレナだけが派遣された。そして、森に入ってみたら、遠くから魔物が私たちを監視しているだけだった。不思議に思って中まで進んでいくとさっきあったフェルさんと出会ったの。」
私たちの前に立ちはだかったのは、体長三メートルの大きな巨体の狼、フェンリルのフェルさんだった。透き通るような白い毛並みを持つその神獣に何故か私は惹かれた。まるで、生き別れた兄弟姉妹を見つけたような感覚。一度も見たことなかったはずなのに……
「フェルリル。本当に神獣がいらしたのですね……」
隣にいたエレナが呆然とした様子で見上げていると、フェンリルが私に顔を近づけてきた。エレナが警戒したけど、私は止めた。不思議と攻撃されないと思ったから。すると、フェンリルがその黒い可愛らしい鼻で私の匂いを嗅ぐと、今度は頭を下げたのだ。
『我らが主人よ。』
そう言って。
「は?」
『お待ちしていた。』
「「え??」」
『我ら神獣を束ねしお方よ。我が神域に招待しよう。そこのものは主人の仲間であろう? 其方もくるが良い。』
そう言って、ご機嫌に尻尾を振っているフェルリルに連れて行かれたのは、御神木がある神域だった。
「ここは……」
『フェル、どこに行っていたのだ?』
『皆の者、喜べ。ついに我らが主人をみつけた。』
フェルと呼ばれたフェンリルが声を上げると、動物たちの大歓声がそこかしこから聞こえてきた。私たちが驚いていると、色々な神獣たちに囲まれた。可愛らしい動物に圧殺されるのは本望ではあるが、流石にまだ死ねない……どうにかこうにか、圧殺されないように抜け出した。
「あ、あの! どう言うことですか?!」
『すまぬな、主人よ。』
「その主人ってのもやめてください!」
『なぜだ?』
何故って首を傾げるフェルさんは可愛いけど、そうじゃない。
「私は神獣に敬われるような人間じゃありませんよ。」
『そんなことはないぞ。其方には我らを召喚できるだけの力がある。』
「え? しよ、召喚??」
『神獣召喚とは、その名の通り我ら神獣を召喚することだ。主人と我らは強い絆で結ばれ、お互いを大切な仲間だと認識し、危害を加えることはできぬ存在だ。』
『神獣同士は、お互いに危害を加えられぬ強い絆で結ばれており仲間であり群れである。その輪の中には、我らを召喚できる主人も含まれる。』
「私も、神獣と似た存在ってこと?」
『そういうことだ。というよりーー』
「神獣を召喚できるものは神獣と同格の存在、同じ存在である。ってさ。」
「え? じゃあ、グレナは神獣なの?!」
「そうみたいよ。人の姿をしてようが関係ないんだって。まぁ、神獣だからこそ、強すぎて異界に閉じ込められたのは当然かもね。」
俺ならどんなに強い力を持っていようとも、敵対しないように立ち回る。魔術を紐解き、その深淵に一番近いとされる十傑の魔術師を異界に閉じ込めたとして、抜け出されたら国が滅ぶと思う。まだ滅んでいないのは、運が良かっただけだ。まだ、理事長たち9人の実力は知らないけど、俺の野生的感が、強いと言っている。あの人たちなら国を滅ぼすこともできたはずだと。
「アズラエル様の孫だっけ? そいつはバカだよな。」
「ふふ、そうね。私もそう思うわ。神獣って、その保有する魔力もそうだけど、行使する魔術も何もかも桁違いだもの。それこそ不老魔術なんて簡単にね。だから、際限のない人間の欲に振り回されないように、神獣たちは人間の世界から離れて暮らせるように、アズラエル様にその旨を精一杯伝えたら、情報操作してくれたの。この森を調査するというのは公に知らされていたし、情報操作は簡単だった。なにせ、私とアズラエル様、エレナだけが本当のことを知ってるんだもの。」
「それで、今の危険地帯って話が有名になったの?」
「そう言うこと。神獣たちを隠すのも、本人たちが姿を見せなければ、簡単よ。食べ物とかに関しても、あの子達神獣は御神木の作る実を一つ食べるだけで10年は何も食べなくていいし。」
「それ、すごいね……」
「それだけ御神木の内包する魔力や栄養がすごいってこと。一応、他の食べ物とかも食べられるけどね。」
フェルナたちがクッキーを食べたように、かな。神獣たちの知られざる生態、この情報だけで相応な金が……
「絶対に漏洩してはならない情報を知ってしまった……」
「ふふ。大丈夫よ。こんなこと言ったって誰も信じないわ。」
「俺は王族だから、信ぴょう性があるなんて思われちゃうから、軽率な発言は絶対にしないよ。」
「ふふ。ありがとう。」
「そういえば、なんでグレナは神獣なのに、王国に戻ったの?」
どこから情報が漏れるかわからない。それは俺が一番よく知ってる。グレナが神獣だと知られれば、いろんな貴族がグレナを利用しようとするだろう。なぜ、面倒な人間の世界で生きることを選んだのだろうと、ふと疑問に思ってしまった。グレナがキョトンとした顔をしていて……聞いちゃまずかったかもしれないと思った。
「ごめん、聞いちゃダメだったか。」
「え、あ、そうじゃないの。そんなこと初めて聞かれたから、驚いただけ。そうね、あえて言うなら、当時国王だったアズラエル先代陛下を人として、国王として好きだったからかな。あの人が作る王国を守りたかったから。たとえあの人が王位を子孫に譲ったとしても、守り続けたかったのよ。この強大な力が役立つなら、ってね。」
微笑んでいるはずなのに、どこか哀愁を感じさせた。そんな顔をさせるアズラエル様に会ったこともないのに嫉妬した。
「ちょっと焼けるなぁ……」
「ちょっと? 恋愛感情は持ってなかったわよ?? 第二の祖父のようには思ってたけど。」
ものすごく顔を顰められた。恋愛感情があるような話じゃないから、そうじゃないってわかってるけど、複雑な男心はめんどくさい。
「わかってるけど、アズラエル様が羨ましいなーって。グレナにそこまで思われるなんてさ。」
「バカね。言っとくけど、私はシドにフラれるまではずっと一緒にいるつもりだから。」
繋いでいた手を解くと、指を交差させるように繋ぎ直した。城を飛び出して城下町にいくと恋人同士がしてる繋ぎ方だった。驚いてグレナを見ると、明後日の方に向いていて顔は見てなかったけど、髪は言ってあったから真っ赤になった耳は丸見えだ。おばあさんとか言ってるけど、グレナだって可愛い女の子だよ、なんて言ったら拗ねるかな。代わりに繋ぎ直した手に少しだけ力を入れた。
「そっか。じゃあ、一生ずっと一緒だな。」
「……その代わり、浮気しないでよ。」
「しないよ。グレナ以外興味ないし。」
「そう……」
「照れてる?」
「わ、悪いですか……」
「可愛い。悪くないし、むしろ見たいなぁ。」
「やだ。」
「ふふ、(ほんと、可愛い。)」
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