第36話 らいかんさんの帰省

久しぶりの我が村♪(設定では半日ですけど)


空気が旨いですね!やっぱりここです。

桜なんちゃらなんて……もう面倒くさい°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°


 ◇


さてさて、まずは冒険者ギルドに納品っと!ランクアープしないかなぁ♪


「たのもー!」

「あ。らいかんさんおかえりー!!」


「はい。リファイン草。後、ゴブリンジェネラルとか諸々!」

「うわぁ~!リファイン草……ごめんね。通常納品で1ポイント。あ!でもゴブクエ2つクリア出来るね!2ポイント!。」


「ジェネラルはダメですか。(しょんぼり」

「え?それは冗談でしょう?」


「え?いやここに(どーん!」

「ふぇえええ!これA級モンスターですよ?」


「あらそうなの?10ポイント?」

「いえ、らいかんさんは受けれないクエストなので、通常納品と同じです。1ポイントおおお♪惜しい!昇格試験まであと1ポイント!ぃぇぃ……。」


「はぁ?このアマ。ぶっころー呼びますよ?」


 ◇


冒険者としてランクアップは、今日もお預けでした。残念です。

ですが、報酬はちゃんと頂きましたよ。ゴブリンの2ポイント分だけですけどね。


え?何で他のは貰えなかったのかって?

ゴブリン数体で2ポイントですよ?それなのに納品で1ポイントとか。

あの娘、本当に納品すると思ったんでしょうかね。


納品しないって言ったら泣いてましたよ。

私のお給料が~とか言って!ムカついたので2~3回悩む振りして断ってやりましたよ!ざまーみろばーか!(ぷんすかぷんすか


本当に……人間って世知がないですよねぇ(とほいめ


 ◇


「ただいま~マリダお婆ちゃん!」

気を取り直して、マリダお婆ちゃんにお土産を渡しに来ました。


「あら。お帰りなさいらいかんさん。あれ?アナリーちゃんは?」

「あの方は選ばれた勇者(笑)らしいので、王都に捨ててきました。」

「あらあら。凄いのね!」


「そうですそうです!あちらの世界の神様達と、偶然にもお話が出来ましたよ?」

「え?」


「これ。妖精のスープと言うのですが、これを求めて世界を超えて、わたしにお話があったのです。お婆ちゃんのお話を聞いてましたので、大精霊を通じてこのスープを沢山渡しておきました。あの黒猫の口にも届くといいですね。」


「そう。そうなのね。ええ、ええ。本当ね。」


―――後で、マスターさんに聞いておきましょうかね。


「え?」

「うふふ。何でもないのよ。折角なので、そのスープとオムレットライスで、ディナーにしましょう♪」


「オムレットライス!!!トマトソースのライスの!やったー♪」



‶ ありがとうね。らいかんさん。あの子も喜ぶと思うの ”



マリダお婆ちゃんは、わたしに聞こえない声で呟きます。

ごめんね。聞こえてました。

でも、実は事情を色々と知っていますので、聞こえないふりをわたしはします。


 ◇


それから、約束の3日後になるまで、お掃除とお洗濯、畑のお世話と、何時もの日課をこなして、わたしは「桜クエスト」の為に、ご神木に手を置きます。


向かうのは、王宮のご神木。

スミッツ!ちゃんと兵士にお話をしていると信じていますよ。


 ※ ※ ※


あばばばばばば。脳が解ける~。

やっぱり、このテレポートハイは色々な意味ですごいですね。

\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?


え?お説教?


ふっ!若いな若造どもよ( ゚Д゚)アハハハハ!

本日、2本立てです! ちょっとしたらまた除いてごらんなさい!

行きと帰りでお説教なのです♪

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