「へぇー、よく見てるね」

「あと、あいつが定期考査で良い点取れてるの、ノートのお陰なのよ」

「あー、ノート…？」

「山吹くんの化学や物理のノート、何冊か手元にないでしょ？」

「な、なんでそれを…」

「あいつが盗んだのよ。

こいつは使える、ノートだって」

「私、見たもの。藤島くんが山吹くんの

カバンから何冊かノートをパクってる場面…」

俺の勉強ノートがなくなることは多々あった。犯人は学年一位の藤島くんだったようだ。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい