恋
変わらない窓からの風景。変わらない味付け。
僕は酒に酔えば同じ話を繰り返すし、君は同じ色の口紅ばかり塗る。
けれどある朝、庭に咲いた小さな花に顔を近づけ「可愛いわね」と笑った君の、前髪の白髪と笑い皺に僕はふとドキリとした。
――――――――――
お題元【確かに恋だった】様
『もうずっと君に恋してる』より創作
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