死の台詞

「何かあったら、お父さんとお母さんに頼るんだよ。」

僕はこの台詞は一種死亡フラグ、死期を悟った人間が

必ず言う言葉ではないのかと思う。


母方の祖父、父方の祖母。

最後に会った時に二人から同じ台詞を聞いた。

僕にはこれは死を招く言霊にしか聞こえない。


施設に入ってる母方の祖母からまだそれは聞いていない。

それが聞こえたら僕は覚悟しなければならない。

僕にしか聞こえない警鐘だ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕の消えない傷跡 松原りあん @matsuhararian

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ