取り扱い説明書今なら9割引き!
@Campus25
第1話
『そこのお坊ちゃん、君はうるさいお母さんに困っているよね?』
「な、なんで知ってるの?」
tutayama書店員の服を着た男は構わず話し続ける、
『このお母さん専用取り扱い説明書を読むと君のお母さんを君の思うがままに操ることができるようになるよ、どうだい今なら安くしとくし買わないかい?』
少年は疑問に思った、何故この男が自分の母の説明書を持っているのかと、
この国では生まれるときに国から自分専用の説明書を発行される、これを失くし奪われでもしたら最悪悪用され絆され洗脳されてしまう可能性がある、だからこそ絶対に他人に見られてはいけないのである、だから各家庭には高性能金庫が設置されている、だがしかしこの男は金庫の中にあるはずの説明書を持っている。
「ど、どうやってそれを盗んだんだよ!」
少年は恐怖で動けなかった、男は言う
『簡単なことさ、まずは国のトップの説明書を盗む、これさえうまくいけばあとは楽勝だ、部下を洗脳しその部下に他の者を洗脳させる稀に上手くかからない時もあるけどその時は消してしまうだけさなんせ私にかかれば犯罪すらもみ消すことができるからね、そうやってようやく国のデータベースにたどり着き全ての国民の説明書をてに入れたんだよ。』男は一口に言い切った。
少年は恐怖を覚えるのと同時にこれがあればあの忌々しくうるさい母を操れると思った。
『さてさてどうする?買わずに私に消されるか買って帰るか、選んでいいよ』
「か、買います買わせてください!い、いくらですか?」
恐怖と興奮で声が震える。
『毎度あり、9割引きの特別価格10000円になりまーす』
「あ、ありがとうございます」そう言って少年は説明書の入った封筒を大事に抱えて走り去っていった。
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「よし、これがあればあの母親も思いのままだ」
少年はお腹が空いたのでリビングに降りてきた
すると先程仕事から帰ってきたお母さんがニュースを見ていた。
[最新のニュースです、最近街中でtutayama書店員の格好をした男に偽の説明書をあたかも本物かのように見せつけ買わないかと言われ、買わないなら消すぞ、などと脅され高額を巻き上げられる事件が相次いで起きています、何を言われても決してお金を渡さないようにしすぐに逃げるようにしましょう。]
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お読みいただきありがとうございました。
初投稿なので読みにくいところもあると思いますがご容赦ください。
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