第一章 中学入学編

俺は転生した

 俺は死んだ。


 え?いきなり何を言ってるのかって?

 大丈夫俺もわかってないから。

 ただわかってるのは俺が赤ちゃんで、首がすわっていることから生後3、4ヶ月ぐらいだってこと。


「かなと〜ママとおそといきまちょうね〜」


「きゃっきゃ!」


 子供部屋に入ってきたのは俺の新しい母親。名前はわからん。

 ちなみに父親の姿を見たことがないからシングルマザーなのだろう。

 頑張ってくれ、新しき母さんよ。俺の将来は母さんにかかっている。


 あ、後俺の名前はかなとらしい。何の因果か前世と一緒だ。漢字はわからん。


 そして俺はベビーベットから抱き上げられ部屋の外に出た。


「あー!ママまたかなとを抱っこしてる。私がしたいのにー!」


「はいはい。レイナがもう少し大きくなったらね」


「れいなが大きくなったら、かなとも大きくなっちゃうもん!」


「あらそれは大変ね。じゃあ今のうちにたくさん可愛がりましょうね。」(抱っこはさせないけどね)


「うん!」


 我が母親に絡むのは姉のレイナである。俺と同じく漢字はわからん。


 正直言ってほとんどのことがわからないので不安しかないが、せっかく貰った二度目の人生悔いなく生きていきたいと思う。

 具体的には学生時代にはいっぱいモテて、良い大学行って、可愛いお嫁さんを貰いたい。


 目的が俗物的すぎるって?別に良いんだよ。大体男は女のことしか考えてないもんだ。


 まあその話題は置いておいて、とにかく俺の二度目の人生はこうやって始まったのだった。


◇◆◇◆◇


次話同時投稿

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