人間関係調律師

「私ね、こじれた人間関係の音を治す調律師なの」

 なんだそれ。その言葉は涙で詰まって言えなかった。たった今、親友が私の彼氏と付き合ったという写真が送られてきたからだ。

「それ、合成写真よ」

 

 あの時、友達が親友の罠だと教えてくれなかったら、彼氏とゴールインなんてしてなかったなぁ。

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