名のない君へ捧ぐ

あと15日だったらしい

カレンダーで日数をかぞえられるほど近くなって、ようやく君が生まれるまでの日をカウントできました。

やっぱり計算、間違っていました。

君が生まれるのはあと2週間、14日後。

全身麻酔の私が君と会えるまでは、あと15日らしいです。

今日の君はおとーにゃんの出社直前に少しだけ起きたようですが、本格的に起きたのは11時でした。

そうなるとおとーにゃんは夜まで待たないといけないよね。

でもおとーにゃんは、君が寝返りをうったと聞いて嬉しそうでした。

寝ている間にも人を笑顔にできる君はすごいです。

昨日は、以前私の通っていた施設の人から「赤ちゃん連れて遊びに来てね」とメッセージをいただきました。

君の誕生を祝福してくれる人がたくさんいるのを、とても嬉しく思います。

唯一、君のおじいさんになるはずだった私の父については、私が失敗しました。

君の誕生を祝福していないわけではないでしょうが、私のことは疎ましいようです。

君を会わせるわけにはいかない、という私の判断もあり、もし会えるとしても数年はかかるかと思います。

今のところ会わせない確率の方が高そうで、君に申し訳なく思います。

家族全員からの祝福をと思ったのだけれど、うまくいかないものですね。

今日はとても、嬉しい方にテンションが振れる日になってくれました。

合格発表というやつです。

君も最大級に足を突き出してポコポコお祝いしてくれました。

ありがとう。

代わりにというわけではありませんが、君が生まれたら彼女も「足を突き出して祝う」と言うので、「足はいらない」と止めました。

たぶんほっぺをつんつんしてくるだろうと思います。

これから保健師さんとの育児練習が控えていますが、それを終えてからだとどうにも体が保たなそうなので先に日記をつけました。

保健師さんの都合さえ合えば、私の入院前か入院中かはわかりませんが、おとーにゃんも保健師さんの講習を受けて沐浴の練習をしてくれるそうです。

君のおとーにゃんがとても優しくて有言実行（普段は不言実行）なタイプで良かったと思います。

きっと丁寧にお風呂に入れてくれます。

じゃあ、また明日。

君と会えるまで、正確にはたぶん、あと15日。