第16話 やはり本土は便利なものである

 さて、今週の火曜日は佐世保市街へとお出かけしておりました。

 主な目的は前のエピソードで書いた通りでございます。

 一ヶ月と少しぶりの本土です。

 さすがです。そこらじゅう店だらけです。会社だらけです。

 コンビニだってある。って、そういえば今回コンビニには行ってないな。


 そうそう、今回「選べる特典」みたいなやつで「佐世保市内のバスの無料乗車パスカード」的なサービスを選びまして。

 ここに来る前に住んでいた奈良の王寺町も町内のバス無料だったけど、王寺町はとにかく面積が狭い。住んでいたのがターミナル駅のある中心部だったというのもあるけど、町内一周も徒歩で回れるくらいだったから、バスを使うことはまずなかったし。

 一方佐世保市は広い。平成の合併前から広い。その範囲が全て無料とはありがたい。


 佐世保市の路線バスは「西肥さいひバス」という会社がほぼ百パーセント賄っています。私が通学でつかっていた佐世保市営バスは無くなっていて、今は一部譲渡された車両デザインにその面影を残すのみなんですね。

 ちょっと寂しいな、なんて思って市営バス路線の民間委託(させぼバス)について調べると、まあ、最近社長が辞任を申し出たところなんですってね。やれやれ。


 それはそれとして、佐世保市内のバスが無料って本土に住んでいたら相当助かっただろうな。いや、宇久島に住んでいても相当助かる。

 フェリー降りてバスで実家まで行こうとすると、途中乗り換えないといけないのです。佐世保の端で。そこまでの運賃通常なら840円。んー、バカにならん。

 当然のことながら、フェリーって車で乗ると高いんですよ。本土でレンタカー借りた方がいいんじゃない? ってくらい。

 だから、バスが無料となるとメリット大きいですよ。うん。ありがとう佐世保市。

 そんな無料のバスに早速乗って、私が一番好きなハンバーガーショップに行ってみよう! と行ったものの臨時休業の張り紙。OMG!

 そういうこともあるか。仕方ない。かつての通学路をバスで走り、母校を眺めたのでまあよし。交通費かかってないし。


 今回楽器店、百均、釣具店、色々行きましたが、一番多く買い物したのは食品スーパーでした。お買い物は楽しいね。


 さあ本土とも再びお別れの時間。

 そんな時間を持て余しまして。帰りに乗る予定にしていたフェリーより五十分早く出港する高速船で帰ることにしました。電車でいうところの特急です。全席指定です。

 その高速船、波が高いとすぐ欠航します。今回は無事出船していたので乗れましたが、飛び跳ねるような感じで揺れていましたね。そんな中眠ってしまいましたが。


 またしばらく島内だけでの生活です。

 次回佐世保に行くのは病院に行くときかな。


 島に暮らして、たまに街に出るのが良いのか、街に暮らして、たまに島で遊ぶのが良いのか。それは人それぞれ。都会の利便性を多くの人が求めているからこそ過疎が進むのでしょうが。

 私の島で生活するという選択が正しかったのかどうか。まだ結論が出るのは先の話。

 ここまでの途中経過はツイッター見ている人なら分るでしょうが(あ、ツイッターは本来の名義で運用していてカクヨムとは切り離しています)、まあ、あんな感じです。日々をゆったりと楽しんでおります。

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