Dead by Daylight雑記

スピリット

[能力]

　移動速度:4.4m/s

　脅威範囲:24m

■フェーズウォーク

　速度:7.04m/s

　持続:5sec

　発動時チャージ:1.5sec

　ブースト:0.5sec

　クールダウン:15sec

　フェーズウォーク終了後の速度維持:1sec

[基本情報]

　フェーズウォークが使えるキラー。

　フェーズウォークは、一定時間、透明化して高速移動することができるが、サバイバーの姿が見えなくなる。フェーズウォーク中は音や赤い傷、草むらの動きなどでサバイバーの位置を探知することになる。

　通常の移動速度は遅いので、フェーズウォークを使って距離を詰めて攻撃する必要があるが、サバイバーの位置を正確に探知するのは難しい。ピンポイントで狙い過ぎると見失いやすいので、自信がない人はサバイバーがいると思われる少し手前で解除するのがおすすめ。

　サバイバーとして遭遇すると手がつけられないほど強いように感じるが、自分で使うと意外と使いにくい。

　スピリットにはパッシブフェージングという能力もある。通常の移動中に残像が残ることを指し、キラーとしてプレイしているとその効果は全然わからないが、サバイバー視点だとどっちに動いたかが一瞬わからず、判断が遅れることがある。

[アドオン]

　スピリットは素の性能が高いため、アドオンは自由に選びやすい。

　アドオンの多くは基本性能の強化でわかりやすい効果だが、一部にクセの強いものもある。

●「母娘の指輪」UR

　フェーズウォークの移動速度が25%上昇する。フェーズウォーク中に赤い傷が見えなくなる。

　フェーズウォーク中にめちゃくちゃ高速移動できるようになるが、赤い傷が見えなくなり、サバイバーの位置がわかり辛くなる。

　慣れてくると、このアドオンが付いていてもサバイバーの位置を特定することは可能になり、そうなると最強アドオンの有力候補となるが、結構キツい。

●「金継ぎの茶碗」UR

　パレットか壁を破壊するとフェーズウォークのチャージが完了する。

　サバイバーに板を倒されたときなどに、板を割ってすぐさま追撃可能になるアドオン。有力な効果ではあるが、スピリットには優秀なアドオンが多く、その中では地味なほう。

●「厄除けのお守り」VR

　フェーズウォークの持続時間が70%増加し、移動速度が15%低下する。

　フェーズウォークが恐ろしいほど長い時間使えるようになるアドオン。

　移動速度15%低下のデメリットが付いているが、これは考えようによっては悪くない。というのは、移動速度が下がると、フェーズウォーク中にサバイバーの位置を特定しやすくなるため。

　フェーズウォーク中にサバイバーを見失うことが多い人は、一度、移動速度アップのアドオンを併用せず、このアドオンを使ってみて欲しい。

　現仕様だと、持続時間を延長すると、その分だけクールダウンも延長されるようになっているので、このアドオンを使うなら「錆びた横笛」でクールダウンを短縮するのはほぼ必須となる。

●「脇差しの鞘」VR

　フェーズウォーク中にアビリティボタンを押すと、抜け殻に戻り、フェーズウォークが終了する。

　要するに、フェーズウォークを使用した地点に瞬時に戻ることができるアドオン。

「母の眼鏡」や「線香花火」と併用し、抜け殻に近づいてきたサバイバーに奇襲をかけるのがこのアドオンの意図する使い道だろう。

　決まれば強いが、扱いは難しい。

●「風鈴」VR

　フェーズウォーク中の音がサバイバー全員に聞こえる。

　フェーズウォーク中の音を距離に関係なく全員に聞かせることで混乱させるアドオン。

　嫌らしいアドオンではあるが、慣れたサバイバーならうまく対応してきて、意外と役に立ってくれないこともある。

●「桜のドライフラワー」VR

　フェーズウォーク中に赤い傷が見えなくなる。

　フェーズウォーク中にサバイバーが3m以内に近づくと殺人鬼の本能が発動する。

　殺人鬼の本能が発動したとき、本来なら音と共にサバイバーのいる位置に赤いエフェクトが表示されるが、どうやらフェーズウォーク中はこのエフェクトが見えなくて、音だけ聞こえるようである。

　フェーズウォーク中にサバイバーを見失う人にとって、このアドオンは良さそうに見えるが、実際は意外と使い勝手が悪い。私はおすすめしない。

●「線香花火」R

　フェーズウォークを終了すると抜け殻が爆発し、4m以内の乗り越え可能地点が5秒間ブロックされる。

　板窓を挟んでのチェイスで、フェーズウォークによる二択を迫った時に有効なアドオン。使い方は難しいが、ループの短いチェイスポイントだと有効なアドオン。

●「母の眼鏡」R

　サバイバーが抜け殻の2m以内に近づくと殺人鬼の本能が発動する。

「脇差しの鞘」と組み合わせて使ったり、小屋やニ窓、板グルなどのループチェイスでサバイバーの居所を探知するためのアドオン。

　扱いが難しいが、このアドオンで得た情報をうまく活かせるなら強力。

●「刀の鍔」R

　フェーズウォーク終了時に0.2秒間、透明化を維持する。

　フェーズウォーク終了時の速度を5%上昇する。

　フェーズウォークを終了した際、0.2秒間、透明化状態を維持し、かつ、1秒間、移動速度を5%上昇させる。

　フェーズウォーク中にピンポイントでサバイバーの位置を特定できる人には無用のアドオンだが、サバイバーがいると思われる少し手前でフェーズウォークを終了させ、最後の詰めを目視で行う立ち回りをする際に有用なアドオン。

●「うちわ」R

　パレットで怯むとフェーズウォークが即時にチャージされる。

「ヒュブリス」と組み合わせ、あえて板を食らってサバイバーに無防備を付与し、フェーズウォークで追い詰めてダウンさせる、といった戦術を採る際に便利なアドオン。

●「錆びた横笛」R、「凛の壊れた腕時計」UC、「折り鶴」C

　フェーズウォークのクールダウンが(40 / 30 /20)%短縮される。

　以前のスピリットは、 フェーズウォークの持続時間を伸ばすと、その分だけクールダウンが短縮される仕様だったため、これらのアドオンは必要なかった。

　現在では、フェーズウォークを使用した時間が長いほどクールダウンにかかる時間も延長される仕様になったため、これらのクールダウン短縮アドオンは有用になっている。

●「白のヘアリボン」UC、「贈り物の竹櫛」C

　フェーズウォークの発動時の硬直時間を(20 / 15)%短縮する。

　フェーズウォーク発動時の硬直は1.5秒。それを20%で0.3秒、35%で0.525秒短縮できる。

　板に当たって怯んだときや、攻撃が成功した後の追撃時などに有用なアドオン。なかなか便利。

●「泥だらけの運動会のキャップ」UC、「草履」C

　フェーズウォーク中の移動速度を(10 / 5)%上昇する。

　移動速度が速くなると、フェーズウォークで移動できる距離が伸び、より早くサバイバーに追いつけるようになる。

　反面、サバイバーを見つけづらくなるというデメリットもあるので、そこは実力と相談となる。

●「開運のお守り」UC、「幸せのお守り」C

　フェーズウォークの持続時間が(25 / 15)%延長される。

　以前はこのアドオンを付けるとクールダウンが短縮されるという副次効果もあったが、現在では延長した分だけクールダウンも伸びるという、ある意味当然な仕様になっているので注意。

●「杜松の盆栽」UC

　パッシブフェージングの頻度が20%、持続時間が50%増加する。

　スピリットは通常時にときどき姿が消えるが、その、消える頻度と、消える時間が伸びるアドオン。

　板グルなどでフェイントをかけるときに効果的。

[私の基本構成]

■通常構成

　アドオン:「錆びた横笛」「白のヘアリボン」

　パーク:「玩具」「ペンティメント」「死人のスイッチ」「看護婦の使命」

　アドオンは、クールダウン短縮と発動硬直短縮。単純に使い勝手を向上させている。

　スピリットに玩具がいいのかは知らないが、玩具が発動していると治療タイミングが難しくなり、看護婦の使命で探知できる機会は増える。

　それを嫌って玩具を破壊するとペンティメントが発動して、それはそれで鬱陶しい。

[使用感]

　私はあまりスピリットを使わない。フェーズウォークは使いづらい。

　フェーズウォークを使うと見失うリスクがあるけど、そのまま追ったら時間がかかるという微妙な距離が苦手で、そこがどうも私には合わない。

　ただ、苦手な私が使っても、スピリットの戦績はそう悪くないので、使いこなしたらめちゃくちゃ強いんだろうなという気はする。

[固有パーク]

　スピリットの固有パークは、なくても問題ない。パーク目当てで解禁するのは後回しでいい。

　ただ、「怨恨」は貴重なメメント可能になるパークで、デイリー消化などに便利ではある。

●「怨霊の怒り」

　パレットを2枚破壊すると、次にパレットで怯んだときにそのパレットが破壊される。

「不屈」と組み合わせることで、発動すればほぼダメージ確定となるパーク。「ヒュブリス」もあれば一撃ダウン確定。

　ただ、さすがに1回やると次からはバレて先倒しされるし、勘のいい人にはパーク構成を推測されてしまうことも。

●「霊障の地」

　呪術パーク。

　トーテムが2つ点灯し、そのトーテムのいずれかを破壊すると、全員に60秒間無防備が付与される。残ったトーテムは無力なトーテムとなる。

　トーテムに罠を張れるパーク。うまくいくとサバイバーを仲間割れさせたり、戦意喪失させたりできる。

　このパークを活かすには、何か壊したくなる呪術パークとの組み合わせが必要。単体だと壊してもらえない可能性が高い。

●「怨恨」

　発電機の修理が完了する度に、サバイバー全員の位置を3秒探知できるが、同時にオブセッションはキラーのオーラを3秒見ることができる。

　脱出ゲートが通電すると、オブセッションに無防備が付与され、殺害可能になる。

　通電時にオブセッションをメメントできるようになるパーク。ついでに探知パークとしてもそこそこ有効。このパークの探知能力はオーラではないので、サバイバーが「ディストーション」を使っていても見ることができる。

「天誅」や「執拗な狩り」を組み合わせることで、目の前のサバイバーをオブセッションにして無防備メメントしやすくできる。

　トリックスターにおすすめなパーク。「天誅」とセットで付けておくと、メメントして欲しい熱心なファンのリクエストに応えることができる。

　ビンタされてグラサンを飛ばしたいウェスカーにもおすすめ。

[サバイバー側の対策]

　サバイバーとしてスピリットと対峙する場合、基本的には距離を離し、フェーズウォークの射程外に逃れたい。音を立てずに隠れたり、元来た道を引き返すなどのテクニックが効く場合もあるが、基本的にスピリットは赤い傷が途切れた手前でフェーズウォークを解除することが多く、下手にやると居所を教えるだけになってしまう。

　スピリットを使った経験があると、どのタイミングでどうすれば見失いやすいかがわかり、駆け引きの幅が広がる。

　スピリットがサバイバーの間近でフェーズウォークを解除するのか、それとも手前で解除するのか、その精度はどうかをチェックしておけば、逃げる際の参考になる。

　精度が高くてギリギリを狙ってくる相手はもうどうにもならないから、駆け引きするよりは距離を離すことに専念する他ない。

　大して精度が高くないのにギリギリを狙ってくる場合は、引き返す手が結構使える。

　負傷していると位置がバレやすくなるので、スピリット戦ではしっかり治療したい。ただ、中途半端な場所で治療していると嗅ぎつけられて殴られるので、安全なところで治療するのも重要。