青い肌のイロナと人狼ヤーノシュ

木下森人

epigraph

 ある夜、過度の恐怖の一撃で精神に変調をきたし、かれは狼に変身したのです。かれは、その里にとってあまりにも大きな災厄となったので、多数の農家を廃屋にしてしまったほどです。狼の姿で幼子を貪り食い、大人はといえば、野蛮に咬みつきズタズタに裂いたのです。

        ――ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る