最強の武闘家♂は、魔女に敗北してTS幼女メイド♀として生活中です。 あらすじ編集
暁 とと
第1話
俺の名前は、ルッチ
自分で言うのもなんだが、俺は最強である。
最強の俺は、どんな強い武闘家でも倒してきた。
倒して、倒して、倒して、っと武闘家達を倒しているうちに俺に勝てる武闘家が現れなくなり、最強の武闘家ルッチと言われるようになった。
武闘家は、自分よりも強い相手を求め、戦い勝つ勝利を喜びとし、修行に励んでいるのだが、この世界には俺に勝てる最強は居なくなった。俺は、5歳の時に武闘家に目覚めた。
ただ、強くなりたい一心で修行に励んだ。
その時の師匠は、俺に修行や武闘家に必要な体術などを教えてくれた。しかし、俺は武闘家としての才能があり、師匠に3年と言う短い期間での修行で師匠の実力を超えてしまった。
師匠は俺に負けた事による、ショックからか、その日を境に俺の目の前から消えた。
最初は、強くなった実感があり嬉しかった。
しかし、それは最初の方だけだった。
最初は、師匠よりも強く、優れた技術を持った人達で多くいた。
俺も、その人達との戦いに負けた。
だけど、俺が少し修行をしてもう一度挑むと、そいつは俺よりも弱くなっていた。そんなことを繰り返していると、いつの間に俺は最強と言われるようになった。
最初は純粋に力が欲しかった、だけど今は強者が欲しい
俺がどれだけ修行を積んでも、俺が敵わないと思えるほどの強者にあり付きたい。
そんな思い出、俺は国王に招待された全人類で戦う武道大会、全人類武道大会に出場してみた。
この、武道大会で強者がいなければ、この世界に俺が負ける相手はいないとりう事になり、俺の強さがそこで止まってしまいそうで、この大会には出なかったが、強者欲しさの欲求に負け、俺は初めて出る事にした。
だが、俺の予想は正しかった。
俺は、各国の強いと呼ばれる人を次々と殴る蹴るなどワンパンで倒してしまった。優勝候補と言われていた者までワンパンにしてしまい、会場は唖然としていた。
俺は、心にぽっかりと穴が空いたかのような感じでこの、全人類武道大会で優勝を飾ってしまった。
勇者を飾った事により、俺が出場した国の国王は喜び俺になんでもあげると言ってきたが、俺は断った。
俺が欲しいのは、強い者だけ、金や女などは興味がないので、俺はまた一人でに修行をしている。
その修行もやる意味があるのか疑問を持ち始めた。
修行をすると、俺が強くなる。
強くなると、強者との戦いが無くなり、俺と戦える者との出会いが無くなってしまうのではないか?
そう俺は思い、毎日欠かさずやっていた修行を辞めてしまった。
修行をしても、しなくても俺はこの世界で一番強い男
修行もしない暇な毎日を過ごして、酒場で酒を飲んでいると、ふと荷物を届けたり、売ったりする商人達の会話が聞こえてきた。
「なあ、聞いたか?誰も住む事も入る事もできないあの、デラドって国に魔女が居るって噂」
「ああ、すごい魔法を使ってこの世界を裏で操る張本人とか?」
「ああ、それにあの、全人類武道大会を圧勝して、強すぎるって事で大会を出禁になった、あのルッチでさえ勝てないって噂だぞ」
「おいその話、詳しく聞かせろ」
俺は商人達の話を詳しく知りたく魔女について話していた商人の肩を触り教えてと頼むと、何ぜか俺に怯えながらも、デラドについて、魔女について教えてくれた。魔女について聞いていると、何年もの間忘れていた、強者との出会いで、俺は、久しぶりに胸が高鳴った。
「ま、魔女について知っている限りのことは話した!!だ、だから命までは!!俺にはまだ小さい娘を養っていかなくてはいけないだから、これで勘弁を!!」
「あ!?金なんていらねえよ。むしろ俺は魔女について教えて貰って感謝してるんだ。だから、これはほんの一部だが受け取ってくれ」
「え、あ、ありがとうございます。」
俺は、金貨10枚位入った小さな腰巾着を渡した。商人はむしろお金をもらい、キョトンとした顔で俺をみてくる。おおかた、俺が負けるとか言われて怒らしたのだと思っていたのだろうか?
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