175 vs世界Ⅲ『ラブレターは数億年後の君へ』
「無傷、ですか」
ミティスはなおも健在。
『月』と『太陽』すら振り切って、最初と何ら変わらぬ姿で。
「あなたの攻撃は素晴らしかったわ。でもね、肝心なことがわかってない」
ミティスは語る。
その声は、不思議とこの空気のない宇宙でも聞き取ることができた。
「私は死なないの。不老不死ではなく、“死”という概念がないのよ。なぜなら私は生命ではなく、
それは――ミティスがリュノの封印から解き放たれた時点で、世界を滅ぼす以外の選択肢が存在しなかった、という話とも繋がっている。
彼女は死なない。
つまり死ねない。
そして、いつ、どんな状況でもこの世界を滅ぼせるだけの力を持っている。
そんな人間がいたとして、何千年も、何万年も、世界を滅ぼさずにいられるだろうか。
答えはノーだ。
命が永遠に続くのならば、いずれ、誰であっても世界を滅ぼす選択をするだろう。
どんな善人でも、いかなる悪人でも、何億年も時間があれば、ふいに“思いつき”で試そうとするはずだ。
遅いか早いかなんて些細な問題である。
存在自体が滅びを意味する。
その事実は、いかなる人格であっても変わらない。
「対してあなたは、現時点で限りなく不老不死に近い体を得た。けれど、完全なる不老不死ではない。戦い続けていれば、身も心も少しずつすり減っていき、いずれは死を迎える。だから私は言ったのよ、あなたに勝ち目なんて無い、って。“殺す”という目標を掲げた時点で、報われないことは決まっていたのよ」
親切心ですらない。
確固たる事実。
ミティスは、最初からそれを口にしていただけだ。
「理解した? それでもまだ戦うっていうんなら、ここから先は――」
彼女の姿がメアリーの視界から消えた。
どこに移動したのか――気配を察知することすらできない。
すると、ミティスの声が聞こえてくる。
場所は、“メアリーの中”だった。
「ただの弱いものいじめよ」
腕が、内側から胸を貫く。
「が、あっ――」
その手でメアリーの頭部を掴むと、ずるりと脊髄ごと引きちぎった。
さらにミティス自身が体内から現れ、掴んだ頭を握りつぶす。
だが肉体は即座に再生をはじめた。
「ありとあらゆる苦痛を味わいながら死に続けなさい」
今度はミティスの腕が巨大な口に変形し、メアリーを呑み込む。
その鋭い歯で、ぐちゅぐちゅと肉を噛み潰し、咀嚼する。
「そして自分が生まれてきたことを後悔するの」
再生――今度はミティスの腕から伸びた針が体を貫いた。
液体が注ぎ込まれる。
毒だ。
針が刺さった部分から体が緑色に変色し、寒気と、全身を内側から虫に食べられているような痛みや、頭が砕けるほどの頭痛が襲ってくる。
ガクガクと体が震え、口から泡を吐き出す。
メアリーはただ人を苦しめるためだけに生み出されたその毒の苦しみに、心を砕かれぬよう耐えた。
「あなたさえ生まれてこなければ、私は“最悪”の中で“最善”を続けられた! こんな世界に産み落とされずに、リュノの中で彼女と一緒に苦しむことができたッ!」
彼女は一秒のうち、百回は殺されていた。
轢死、焼死、感電死、縊死、溺死、病死、老死――ありとあらゆる死を、ミティスによって与えられた。
もはや自分が生きているのか死んでいるのかもわからない。
自由に身動きを取ることもできず、死んだと思ったらまた次の死がやってくる。
なぜ自分は死んでいないのか。
そう疑問に思う間すらなく、死はメアリーを襲い続けた。
「それを解き放ったのはあなたよ、メアリー。たとえ生まれてきたのが自分の意志でなかったとしても、この世に生まれた以上、憎むしかないの。だって死ねないから! 永遠にこの蛆虫どもがうごめく世界で暮らせるはずがないから! そう、あなたがフランシスの仇を憎まずにいられないようにッ!」
そしてミティスは、現在の彼女が出しうる最大限の魔力を使って赤い鎌を生み出す。
世界が許容しきれないほどの大量の生命が生み出された弊害か、その刃の周りでは、メアリーの灰燼回帰同様に――いや、それ以上に空間が歪んでいた。
そしてその歪みもまた、メアリーを破壊する力となる。
「
放たれた斬撃は、数え切れないほど死に続けた彼女を、さらなる生と死の混沌へと導く。
単純計算で、人間が一兆回は死ねる威力だ。
その回数だけ死んだのか、あるいはそれよりは少ないのか、なにせ宇宙のインフレーションよりも短い時間で行われたことだ、メアリーに認識できるはずもなく。
ただただ、その回数分の死が、心を、魂を傷つけるだけ。
「ぅ……ぐ、げほっ……が……」
次の再生したとき、メアリーは強烈なめまいを感じた。
今の人間離れした彼女であっても、強く意識を持たねば、どこかへ飛んでいってしまいそうなほどだ。
だがここで意識を手放せば、二度と戻ってこれない。
そう理解できたから――できたから――メアリーは一瞬、そうなれば楽になれる、と感じてしまった。
そんな彼女を引き戻したのは、“呪い”である。
『メアリー、負けないで』
『お姉ちゃん、頑張れ!』
『私たちの仇を取ってくれ、メアリー』
ここにたどり着くまでに受け取ってきた、『生きてミティスを殺してほしい』という呪詛が、その生命を現世に縛り続けるのだ。
そしてなんとか持ち直したメアリーは、その手に鎌を握った。
「うわあぁぁあああっ!」
ミティスに斬りかかる。
それは彼女が軽く体を傾けるだけで避けられるような、お粗末で、疲弊しきった一撃だった。
「まだ戦うの?」
「殺すまで……止まらないと言ったはずです!」
「もう打つ手なんてないでしょうに。ほら見てよ、今の私の魔術評価。5兆よ? まだ上げてみましょうか。次は50兆。こうなると、『死神』で生命を喰らっても届かないわよね」
「殺してやるっ! どうなろうと、何だろうと、私はお前を殺してみせるぅっ!」
破れかぶれに、鎌を振り回すメアリー。
「哀れなメアリー。それを何億年続けるつもりなの?」
冷めた目で、完全に彼女を見下すミティス。
(何か、突破口があるはず。今までの戦いだってそうだったんですから、『世界』にだって、例外が――そう、単純な“パワー”や“威力”ではなく、どこかに“致命的な欠点”があるはずなんです! だって、過去に『死神』は『世界』を封じているんですから!)
ひょっとすると、リュノを殺そうとした時に発生した不具合が、また起きるかもしれない。
まあ当然、ミティスは今日に至るまでの間に、同じことが起きないよう対策している。
もっとも、
だから彼女は、己の勝利を確信――というより、それが絶対的なものであることを“知って”いたのだ。
たとえ斬りつけようとも。
たとえ殴りつけようとも。
たとえ叩き潰そうとも。
たとえ撃ち貫こうとも。
ありとあらゆる殺害方法は、ミティスに対して意味をなさない。
「惨めで、無様で。まあ……メアリーが自分からそんな姿を見せてくれるのなら、私は別に構わないのだけれど――」
そう、たとえ――
「
――噛み砕こうとも。
メアリーはありったけの力を込めて、今までより鋭い攻撃を放つ。
刃がミティスに食らいつき、彼女は退屈そうな表情で、もはやそれを避けようとすらしなかった。
腕が斬り落とされる。
問題はない。
肉体が消えても、ミティスはまた新たな体を作るだけなのだから。
判断としては間違っていない。
だが――“直に本体を喰らう”という攻撃を受けるのは、これが初めてだった。
「……ん?」
だらだらと血を垂れ流す腕の切断面。
それを見て、彼女は首をかしげる。
「“私の腕”が、消えた?」
そのときミティスは、自分がリュノに殺されたあの日のことを思い出していた。
『死神』を前にして、『世界』が不具合を起こしたあの瞬間の感覚――それに酷似していたのだ。
「ふふ……そういうことだったんですね」
彼女は血を垂れ流す腕の傷口を見たあと、ゆっくりと声を発したメアリーに視線を移した。
「疑問に思ってはいたんです。『死神』の能力は、死んだ相手を取り込み力を得る。では、“死”とは何なのだろう、と」
メアリーも気づいているはずだ。
莫大な量の魔力を蓄えた存在の一部を喰らったのだから。
当然、彼女の魔力もそれ相応に引き上げられる。
「『世界』が管理システムだと言うのなら、この世界の成り立ちは、私たちが考える神話よりずっと
「これが……その、死の定義だっていうの?」
「はい」
「リュノが……そう、決めたってこと……?」
「そうなんでしょうね。つまりリュノ・アプリクスは――」
メアリーはミティスに告げる。
「“これ以上死なない状態”を死と定義したんです」
それは、勝利宣言に等しい言葉だった。
なぜならミティスには“死”という概念がない。
リュノに言わせれば、それは死体に等しい状態なのである。
『神となり、永遠の命を手にした私は、もはや死んだも同然なのですから』
――かつて、リュノはミティスたちに宛てた手紙にそう綴った。
それが、全ての答えだったのだ。
「違う……」
ミティスは頭を抱え、首を振り拒絶した。
「その理屈は、私を殺すためのものじゃない!」
髪をかき乱しながら、声を荒らげる。
「リュノは、自分が死んだことを私に伝えるために、死をそう定義したのよ? なのに、それが――あの遺書が――私を殺すの?」
あの手紙が、最後のトリガーを引いた。
リュノの元にミティスを導いた一因だった。
そう、言うなれば全ての発端である。
「何よそれ……約束を破っておいて。私を呪っておいて。その果てに、二度も私を殺すっていうのッ!? ふざけないでよぉおおっ!」
彼女は明らかに取り乱していた。
初めて余裕が崩れた姿を見て、メアリーは笑う。
「ああ――よかった。あなたでも嫌がることがあるんですね」
復讐という道を歩む者にとって、その瞬間こそが最大の至福であった。
死ぬほど苦しんできた。
たった一つの望みを胸に。
さんざん人生をかき乱しながら、最も安全な場所でふんぞり返っていた元凶――
そいつを、後悔と敗北感の泥溜まりに沈め、その無様な姿を嘲笑いながら殺す瞬間を求めて。
「さようなら、ミティス」
鎌を手にしたメアリーが動く。
錯乱したミティスがガードするより早く、その刃は彼女を引き裂いた。
下半身が食われ、上半身だけが残る。
「いやよ……こんな感情でっ」
さらに続けざまの斬撃が、ミティスを切り刻んでいった。
「楽しみにしていたのに。この世界の終わりと、メアリーを殺す瞬間をおおぉっ!」
最後の最後まで、彼女は叫び続けた。
誰の心にも響かぬ悲鳴を。
「私の勝ちです」
メアリーの放った鋭い一閃により、最後に残った頭部も細切れになる。
もう、ミティスは声をあげることすらできなかった。
あとは、残った断片を捕食するだけだ。
するとメアリーの“中”から声が聞こえてくる。
『違うわ、メアリー。この戦いに勝者なんて存在しないのよ』
ミティスの負け惜しみだった。
体から獣の頭部を伸ばし、メアリーは興味なさげに食べ残しを回収し続ける。
『最初から、敗者同士の戦いだった。そして、この戦いに勝った人間は……さらなる敗者になるだけ……』
その声が途切れると、世界にヒビが入った。
宇宙に生じた裂け目は、またたく間に広がっていく。
(これは……『世界』の
果たして、そう呼ぶのが正しいのかはわからない。
そもそも『世界』は他のアルカナと成り立ちが違う。
この世界を管理するシステムそのもの。
それが破壊されたのだから、世界が滅びるのは当然のことなのだ。
(その気になれば、いつでも世界を壊せる。死なない。敗北もしない。仮に奇跡が起きて倒せたとしても、その反動で世界は滅びる……)
ミティスがいなくなった影響か、もう声は出せなかった。
呼吸もできないので、メアリーは常に窒息状態だった。
温度もマイナス百度を下回り、凍結と破壊、そして再生を繰り返している。
だが今さら、その程度の苦しみでは何も感じない。
(確かに……最初から、勝ち目なんてありませんね)
どうあがいても、『世界』がこの世に存在している時点で、この世界は滅びを免れない。
つまり十六年前、ドゥーガンの介入があった時点で、この結末は決まっていた。
もっと言えば、この世界が生まれたとき、ミティスを取り込んでしまった時点で――
(世界が、割れる――)
宇宙の闇は崩れ落ち、その向こうにあったものは、ただただ真っ白な空間だった。
これが本当の“無”だとでも言うのだろうか。
浮かんでいるのか、落ちているのかわからない。
やはり酸素も無いので、呼吸はできない。
もちろん声も出せない。
ただただ――何も無い場所。
おそらく、世界はここから始まったのだろう。
この真っ白なキャンバスに神々が物体を配置していくことで、世界創造は行われるのだ。
(……それにしても、想定外でしたね。『世界』までも取り込むことになるなんて)
メアリーは膝を抱え、心の中でつぶやく。
(おかげで、私からも死の概念が消えてしまったようです。『死神』では自分を食べることもできませんし、このまま永遠に……そう、本当に永遠に……私は一人で、ここに居続けなければならない)
それが、物語の結末だ。
書き手のミティスが消えてしまったから、白紙で終わり。
そういうことなのだろうか。
(……どうして)
ようやく戦いは終わった。
一人になった。
もう、誰も見ていない。
だから――メアリーはようやく、強がりを完全に捨てることができた。
(どうして、こんなことになったんでしょう)
最初からずっと考えていたことだ。
痛みに慣れてしまったが、全ての苦しみに対して、理不尽だと思わなかったことはない。
(どうして、私がこんな目に合わなければならないのでしょう)
別に悪いことなんてしていない。
むしろ巻き込まれた側だ。
確かに落ちこぼれではあったが、ただ素直に、そして必死に生きてきただけだ。
少しでも誰かの役に立ちたいと。
(私は、頑張ってましたよ。不出来な人間だったかもしれませんが、他の人に比べて悪いことなんて、何も。ロミオとの結婚だって本当は嫌だった。けど、我慢したじゃないですか。努力したじゃないですか。少しぐらい……報われたって、いいはずです)
けれど世界は残酷だった。
報いるどころか、メアリーに罰を与えようとしてくる。
(でも、それどころか、私はお姉様を奪われて。それからようやく手に入れた大切な人を――カラリアさんも、キューシーさんも、アミも、みんな、みんな失って……どうして? せめて、一つぐらい残してくれたっていいじゃないですか。私、勝ったんですから。褒めてほしい。撫でてほしい。抱きしめてほしいっ! 誰か――誰でもいいから――)
無駄だとわかっていた。
けれど望まずにはいられない。
見返りは必要ない、ただ復讐さえ果たせればいい――そう思っていたが、所詮それは、戦いの中で自分自身を奮い立たせるための方便に過ぎない。
見返りがほしかった。
戦いが終わったら、みんな蘇って、幸せな日常が戻ってくるのが一番いいと思っていた。
それは無理でも、誰か一人でも生き残っているとか。
せめて、自分たちが暮らす星だけは残って、人類がやり直せるとか。
そんな期待を――抱かないはずがないのだ。
(望むのは、悪いことなんでしょうか。だって、私は人間ですよ。普通の、どこにだっている人間なんです。神様なんかじゃ、ない……)
こんな、文字通りなにもない時間が永遠に続く。
今はまだ、『戦わなければよかった』とまでは思わない。
けれど時間が流れれば、いつかそれすら後悔する日が来るのだろうか。
マグラートに殺されていれば。
アミと、キューシーと、カラリアと――誰とも出会わなければ、と。
そうはなりたくない。
(私は……耐えられません……こんな場所で永遠に一人きりなんて、嫌だ……絶対に、嫌だ……)
だから、メアリーはこの世界で自分ができる限りのことをやると決めた。
(何もない。あるのは私だけ。だったら……せめて、夢を見ましょう。幸せな夢を。もう叶いっこない、現実感に乏しい、ご都合主義な夢を)
目を閉じる。
意識がわずかにぼやける。
ああ、よかった。
まだ睡眠までは失われていないらしい。
(世界に神様なんて必要ない。永遠の命や特別な力なんて必要ない。そう、アルカナもなくて、私も無力な落ちこぼれで、お姉様がいて……そんな、幸せな夢を……)
もちろんみんな生きていて、戦いの心配だって無い。
戦いだって起きていないから、出会いすらない。
それでいい。
こんなどうしようもない結末を迎えた世界の要素を断片的に残すぐらいなら、完全に捨ててしまおう。
そして温かで、穏やかで、あくびが出るほど平和な――そんな世界を夢見て。
意識が遠のいていく。
ほどなくして彼女は、長い長い眠りに落ちた。
◇◇◇
鳥のさえずりが聞こえる。
窓から差し込む光がまぶたを照らして、体が朝を認識する。
意識の浮上とともに瞳を開いたメアリーは、寝ぼけ眼でベッドの天蓋をじっと見つめた。
(そういえば私……こんな場所で寝てましたね……)
懐かしい、と感じてしまいそうになるが、メアリーが城を出てから二ヶ月も経っていない。
改めて、激動の日々だった。
しかし、この夢の世界にそんな歴史は存在しない。
だから、メアリーの体は何より愛おしい、柔らかく温かな感触に包まれている。
「……お姉様」
自分を抱きしめて眠る彼女の胸に、メアリーは顔をうずめた。
息を吸い込むと、本来なら、もうこの日には死んでいるはずの、大好きな人の匂いが胸いっぱいに広がる。
これこそが、メアリーにとっての最大の幸福である。
無論、これは夢の中での出来事ではあるが、彼女の中に残るフランシスの記憶はあまりに詳細かつ鮮明だったため、
しばし姉の感触を味わっていると、「うぅん」と色っぽい声が耳をくすぐった。
どうやらフランシスが目を覚ましたようだ。
(眠る姿も、起きる瞬間も、全ての姿が素敵……)
メアリーは顔をあげると、薄っすらと瞳を開いた姉に微笑みかけた。
「おはようございます、お姉様」
「ん……おはよ、メアリー」
フランシスも微笑むと、メアリーの頭を何度か撫でてから、額にキスをした。
◇◇◇
『
現在のメアリーの所有アルカナ数21。
残りのアルカナ――0。
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