深夜にスーパーに行こうとしたら
月簡
深夜にスーパーに行こうとしたら
午後10時、雨の降る中、俺は帰宅した。
それからいつものように、まずは、夜飯を食べようとしていた。
だが冷蔵庫に買いだめであったはずの冷凍食品は無かった。
なので俺は仕方なく財布を持って近くのスーパーに行くことにした。
流石にこの時間となるとスーパーに人はほとんど居なかった。お腹がすいていたので直ぐに冷凍食品コーナーに向かって色んなのを取り、レジへ向かおうとした。
だがレジに店員の姿はなく、面倒臭いがセルフレジを使うことになった。
セルフレジでお会計を済まし、スーパーの外に出ようとした瞬間、後ろから気配を感じた。
恐怖を感じた俺は足を早めたが、気配は追ってくる気がする。
ずっと歩いているけれどまだ気配がするため走って家に帰ることにした。
気配は俺と一、二歩分の距離を保ったまま追ってくる。
俺は等々怖くなってしまい後ろを振り向こうとした。
だが俺の本能がそれを止めて来るのだ。
それから振り向かずに家に帰ってこれた。
家のドアを開けて家に入ったが、閉じようとした時、後ろを振り向かねばならなかった。
俺は警戒しながらゆっくり後ろを向いた、そこには何もいなかったのだが、安堵して前を向いた時、そこには、白い顔をし、目を見開いた女性の顔があった。
俺はびっくりしてしまいそこで倒れてしまった。
体は動かず、女性の顔はこちらを見ていたが、その時、もうひとつの事実に気がついた。
その女性は顔だけ、それ以外は何も無かったのだ。
それからその女性はどんどんこちらに近づいてきた。
こちらの息がかかるのではないか、という距離まで近づいてくると……、女性はゆっくりと消滅した。
深夜にスーパーに行こうとしたら 月簡 @nanasi_1
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