みしょうかん受験記
未翔完
Re:受験失敗から始める中学生活①(小3まで)
昨日。2023年2月26日。
2日間に及ぶ一橋大学社会学部の入試が終わった。
第一志望であるこの大学の試験で、自分は全力を出し切れたと思う。
受験勉強中は常々思っていたことなのだが、入試が終わったらすぐに創作に戻ろうと考えていたので、早速作品を投稿することにした。とはいえ文章を書く勘が戻っていないので、軽くエッセイでも書こうと思った。というわけで自分の受験について振り返りも含めて色々と自分語りをしていく。
タイトル通り、自分の受験――入学試験を受けるという意味合いで言うなら――は中学受験から始まった。僕は千葉の人間なので、東京ほどではないものの同級生で中学受験をする子供は普通にいるという環境で育った。1学年3クラス90人の小学校で、おおよそ10人近くはいたのではないだろうか。
早速、中学受験の話をしたいのは山々であるが、5歳くらいの自分は中学受験など夢もまた夢の馬鹿であったという話をしておこう。その頃の僕はひらがなのあ行すら読めない書けないという状況だった。そんな状況を見かねた母が、
公文は自主学習型の塾で、自分の進度に合わせて公文のプリント教材に取り組んで採点してもらい、合格したらどんどん次に進み、不合格なら何度でもやり直すというシステムを採用している。このシステムが自分には非常に合っており、ひらがなはおろか漢字や文章題、算数の足し算引き算などにスイスイと進むことができた。小学生になってからは英語も始め、小6の途中までで高校段階の教材まで進むことができた。これは国語も数学もそうであった。ここまで聞くと凄そうなのだが、実を言うと公文の中学〜高校用教材には色々と難点があり、問題を解く上では殆どその本質を理解せずとも解けてしまうのだ。国語や英語を例に取ると、文章は学年相応に難しいが、設問が異様に易しかったり(抜き出し問題ばかり)、前後の単語を探せば簡単に答えが分かる内容一致問題が中心だったり(つまりパラフレーズされていない)。
数学も、計算が中心である小学校低・中学年あたりならプリントを解きまくるだけで計算力も付くので良いのだが、図形問題などのカバー率が非常に悪い。中学以降の内容になると、プリントに付いてある軽い解説だけでは理解することすら困難になり、質問しようにも採点者の先生方はバイトでやってる主婦の方々なので、期待できそうになく。それでも何とか中3段階までは食らいついたが、高校数学になるともはや未知の世界。恥ずかしい話だが、公文の本棚にあった解答本の途中式と睨めっこしては良く分からないままプリントに写すという状態に最後の方はなっていた。
すなわち小学校段階の国数英は公文で何とか仕上げることはできたが、それ以降の内容はプリントでやったもののほぼ身に付かなかったということだ。公文はどんどん前に進むやり方なので途中で戻れないし、戻ってたとしてもあまり効果は見込めなかっただろう。こき下ろすかのような書きぶりだが、個人としては公文にとても感謝している。というのは、ここで培った国数の力が中学受験の下地になったというのは勿論、中学〜高校用プリント教材で英語長文に慣れた(内容が正しく分かってたとは言ってない)ことが実は大学受験に活きることになったからだ。その話は追々していくことになるのだが、今日は一旦ここまで。
明日は中学受験の話を本格的にしていくことにする。
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