ハンドメイド

「私最近ハンドメイドにハマってるんだ」

好きな子が朗らかに笑いかけた。

「へぇ、どんなの作ってるの?」

「見せた方が早いかな」

 

ダァン!

 

好きな子が振り翳した包丁が、俺の手首を切り離す。驚く間もなく、段々と意識が遠――

「君の手に、メイド服着せてみたいと思ってたんだよね」

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