第2話 気づけば二人目におさまっていた
30才になった私は一応の男性経験はある。
恋愛下手でアピール下手なので長続きはせず、彼氏はこの時点でいなかった。
「高田さん。暇なら付き合ってよ」
近藤課長は19時ピッタリにそう言ってきた。
残業で残っていたのは私と近藤課長だけ。
私に「はい、どうぞ」と珈琲を差し出しながらにこりと笑った近藤課長に、ドキッとした。胸の奥が熱さを帯びている。
「良いですよ」
私は軽く夕食でもどうかな? と言われたのかなと特に深く考えずに二つ返事でオッケーしていたの。
まさかこんな風になってしまうなんて思わなかった。
出会って一週間しか経っていない
婚約者がいるくせに二人目の恋人が欲しかった近藤翼課長と期間限定で付き合う事になるとは思いもしなかった。
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