4名様 待ち合わせに

「よしあつまったなぁ じゃあ始めるぞ。

まず今日は……」

店の一角で今日の探索のための会議が進められている。

なつかしいなぁ 学生の時よくやったなぁ。

うんうん まぁ話しているのは20代後半の人なんだが同い年くらいかな?


「ますたー 今日のランチはなーに?」

「今日はパングラタンだよ 結構多いから満足できると思うよ?」

「ならそれにする~」

「はいはい 待っててね」

カウンターのなかに 入り調理を始める。

まず1斤のパンを4等分してそこを残して中を切り抜く

そこに作っておいたエビシチューを入れて上に黒コショウを振ってチーズをたんまりかけて、オーブンへin!さて5分待ちだな


「あと、5分くらいまってなぁ

先にこのサラダでもたべててねぇ」

「ありがとう~」もしゃもしゃ


「ほかの人は後から?」

「うんそうだよ。

今日は10階層からはじめるんだぁ」

「そうかぁ気を付けるんだよ」

「もちろんだよ。 まぁ付き添いみたいなもんだし心配ないさぁ」

付き添い?

4月の ああ~

「新人講習会か。珍しいねそんな依頼受けるなんて」

「ほかにいないんだって、いつも受けてくれる人がそこの集まっているのに参加しちゃったみたいでねぇ」

「それじゃぁ仕方ないね。高ランクなんだし暇だろうね」

「仕方ないんだよ。しのさんから頼まれちゃって断れないんだよ。なんであんな威圧感あるの?可笑しくな~い?」

「まぁ、受付なんて知れるんだから、気が強くなってもしかたないしなぁ」

「だれがですか?」

「しのさんだよ」

「へ~」

声の方を見ながら答えたらそこにはしのさんがいた。まだ20代かのようなその人は、美魔女と呼ばれる類の美人さんで、40近いのだがその美貌は衰えを知らないのだ。

そして、ギルドの受付部門の部長を務めているのが彼女である。

いま、そんな人に睨まれている。

ぴぴっぴぴっ

グラタンができたね。さてさて逃げたわけじゃないんだよ。うん


「お待たせしました。ごゆっくり」

おっと逃げられないぞ。

「なんで肩なんて掴んでいるんですかしのさん?」

「もちろん。先ほどの質問の答えを聞くためですよ?

さぁ 答えなさい。」

有無を言わせぬとはこのことか。

だれかぁ



なんで誰も目を合わせないのねぇ!

たすけてぇ!!!!


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