2名様 夜の時間帯
「マスター! ステーキとライス!」
「はいはい」
「こっちはナポリタンに後でコーヒー!」
「かしこまりました」
「ご馳走様!おいしかったよ!」
「ありがとうございます じゃぁ1560円ですよ」
「うぃ はい! じゃぁまた来るよ!」
「気をつけて」
カチャカチャ
今日も忙しいなぁ麺がもう少しで上がるな
皿出しておこ
「はーい ナポリタンですよ」
「ありがとうマスター!」
「じゃぁごゆっくり~」
あと少しであそこ食べ終わるなぁ
コーヒとチーズケーキだった?う~ん?
確認してからだね。
「お、空いたお皿下げますねぇ」
「ありがとうございます。あと、コーヒー追加で」
「ありがとうございます。少しおまちください」
5番にコーヒー追加ね
食器はこの後だね。先にあとコーヒーの準備っと
何組だっけ......
「うん 落ち着いた はぁ~」
「おつかれマスター!」
「お~疲れていますね。ほら座って少し休んで」
常連さんはなんでみんなカウンターに座るんだろうか?
なぞだ。
ああ 今は夕食時で、探索を終えた人たちが押し寄せてくる時間帯だ。
2時間くらい大方落ち着くのでいいが大変だ。
まぁ、おいしいと顔に出しながら楽しそうにしているのを見れるからいいんだけどね。
で、カウンター6席に座っている常連さん方6人、なんだろう忙しくしているのをみて楽しんでいるように見えるのは考えすぎだろうか?
なんだろう うん少し、イラっとする
「疲れているのを見てて楽しい?」
「「「もちろん」」」
「おい!」
何という事を!
「いやね 仕方ないじゃないの。
目の前で苦しんでる人がいるんだから」
「いやお前と一緒にすんな!
ただ、人が苦しんでいるのを見るのは……メシウマだよね!」
なんていい笑顔だ!! ちくしょう!!
「このドS共が!」
「いやいやいやいやこの2人と同類にされるのはとても不快です。
私は、ただ楽しそうに動いているあなたを見ていただけなんですから」
「相変わらずのようですね。」
「何がですか?」
「いやーもう少し正直にいけばいいのになぁなんて思ってないですよ?
ええ、もう少ししっかりと行けばいいのにとか考えていませんとも。」
「あなたねぇ」
なんで顔紅くしているんだか
まぁいいや
この楽しそうな雰囲気がやっぱり一番だな!
みんな しっかり生きて顔見せに来てくれるしね。
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