9142号ファイル 紅葉茜(アカバアカネ)

紅葉茜あかばあかね

彼女が言うには読心術に目覚めたきっかけは、2005年の冬にスキー旅行で静岡県に来ていた時のようだ。

2005年の冬の記録を確認すると、当時東北地方の廃村から一台の三面鏡が回収されていた。

詳細は省くが、この鏡は所有者の人間に心を読み取る能力を授ける性質を持っているようだ。


しかし、彼女は鏡を所有してないのにも関わらず、この能力を得たのはおそらく彼女に鏡が共鳴したのだろう。そうとしか考えられない。


本来は心を自由に覗き見る事が出来るといった能力だが、今はまだ嘘を言ったときに心を読むことのできる限定的なものらしい。

だが、彼女がこの能力を得た時から成長しているみたいで、現在は触れた相手の心を覗くことができるとの事。

彼女の能力がここからさらに成長し、直接触れなくても心を覗き見る事が出来るようになれば、最下層の彼女レベル10や人間以外の変異体とコミュニケーションが取れる事が出来るかもしれない。

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