第11話
とりあえず、筋力上昇を使用しこちらもパワーをあげる。
少し離れた場所からゴブリンが魔法を放ってくるが、難なく躱す。
こちらも攻撃を仕掛ける。ロングソードで打ち合うがパワーで負けているのかわからないが、こちらが押されている。打ち合っている最中、相手は魔法も仕掛けてきた。
避けることはできず、体が風魔法によって切られていく。1つ1つの傷は深くないが、この状況はヤバいと思い、1度離れようとするが敵はそれを許してくれない。距離を取った瞬間に足に力を入れ、地を蹴り、こちらに近づいてきた。剣を振りかぶり対応する。何とか相手を止め、少し距離を取れたがいまだこちらが不利だ。
闘っていてわかるのは、こちらから仕掛けても攻撃が入んないということだ。パワーで負けているため、正面で切りあってもこちらが押される。ならば狙うは、カウンターだ。どうにか相手の力も利用し攻撃をいれることが、最善だろう。
こちらもHPは残っているが、疲れてきている。なるべく早めに……いや、次で決めたい。
そう思い集中し直す。
相手が魔法を打ちつつこちらに距離をつめてきた。まだ、動かない。ギリギリまでこちらに近づけさせる。まだ、まだだ……
「今っっっっ!」
日本でみた、抜刀術のような姿勢で、敵を切る。相手の刃がこちらに当たる前に、こちらの攻撃が先に当たる。
素人とは思えないほど秀逸な一撃だっただろう。
相手の胴が真っ二つになっている。
戦いは終わった。そう思った瞬間、体がどっと重くなった。急激に疲れを感じたのだ。気を抜いたら、倒れそうな体をどうにか動かし、ダンジョンに戻る。
一戦のみしかしてないのに疲れがヤバい。
しかし一戦だけだが多くのものをつかめたと思う。まぁ、まだまだだけどね。
と思っているうちに、まだ昼だが、眠りについてしまった。
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