第10話

ヤバいとは思っていたが想像以上だった。だって敵の跡形はないし、地面がヤバいことになってる。爆音を鳴らしたため周囲の魔物が逃げてしまったのか、気配がない。

相手が格上だったため、レベルもそこそこ上がっているだろう。




【名前】安土鈴あづちりん

【職業】剣士

【特殊職業】断罪者ジャッジメント

【レベル】39

【HP】1530/1530(+101)

【MP】1399/1399(+37)

【攻撃力】1300(+110)(+25)

【防御力】1700(+38)(+10)

【魔力】1507(+38)

【運】2003

【ステータスポイント】94

【固有スキル】ガチャlv.1

【職業スキル】筋力上昇

【特殊職業スキル】断罪者ジャッジメント:悪意感知,悪意無効,裁きの雷滅罪の炎,断罪ジャッジメント

【特殊スキル】鑑定,アイテムボックス,火属性魔法

【通常スキル】経験値倍増



ステータスも結構上がった。とりあえずその場にとどまるっていて、あれ以上の魔物が来ても困る。とりあえずダンジョンに戻ることにした。



まず、今回の戦闘の反省会だ。

今回はスキルによってたまたま勝てたから良いが、身体能力や戦闘の経験値が全く足りていないと痛感した。


あと、魔法についてだ。なぜあの場で、使うことができなかったのだろう?【MP】は残っていたから原因は、本当になぞだ。

魔法については早めに街を見つけて調べにいきたい。

まぁ、とりあえずは戦闘に慣れることだな。少し休憩したあと、また森のなかに入っていった。やっぱ、行動は早い方がいいからな。


魔法銃と、【特殊職業スキル】のしようを禁止にして、ロングソードを主に使っていく。危険になったらスキルは使うけどね。


最初の戦闘は、ゴブリンの群れだ。合計10匹くらいで、前には古びた鎧を装備したゴブリン、奥には黒いローブを羽織っているゴブリンがいる。おそらくだが、上位種というものだろう。

とりあえず相手の動きをみて見る。最初に普通のゴブリンが4匹こちらに、向かってきている。

4匹と言ってもゴブリンだ。今まで何体も討伐している、上位種に気を付ければ大丈夫だろう。そう思っていると、突っ込んできたゴブリンたちの動きが急に速くなった、何とか目で追い、ゴブリンのこん棒とナイフを捌いていく。武器を吹き飛ばし、攻撃手段がなくなっているゴブリンを一匹ずつ確実に切っていく。

戦闘がはじめてではないが、自らの手で闘っていると言うのが、なぜかとてもワクワクする。


次に、後ろからゴブリンが2匹不意を突こうと、ナイフを投げてきた。焦ること無く打ち落とし、ゴブリンを切り裂く。

普通のゴブリンを相手していると、鎧を装備したゴブリンが攻撃を仕掛けてきた。動きも早く、パワーもある。

結構強いな、気を引き締め直す。ゴブリンといっても、さすがは上位種だ。剣の筋がきれいで、まるで騎士のようだ。と、感心しつつも的確に剣を捌いていく。素人ながら、フェイントをいれつつどうにか一撃いれることができた。

しかし力量が足りないのか、倒しきれない。大ダメージだとは思うが、まだ立っているのだ。


よろよろになり、後ろに下がっていったと思ったら、ゴブリンが仲間のゴブリンを食べ始めた。ただのゴブリンだけでなく、いかにも魔術師っぽい格好のゴブリンまでも補食する。

異様な空気を纏い、こちらから見てもステータスが上がったのがわかる。



【種族名】ゴブリングール

【レベル】45

【HP】920/920

【MP】580/580

【固有スキル】補食 ,支援魔法,風魔法



鑑定の結果、グールになったらしい。【スキル】は、魔術師のやつから取り込んだっぽい魔法もある。

焦りからか、頬を汗が流れる。


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