なにせ、恋したことなんてないもので

月永 鉧

なにせ、恋したことなんてないもので

恋してるってどんなことだろう?


彼女ができたらしい。

告白されておーけーしたら、カップルが成立した。


彼氏ができた。

告白したらオーケーしてくれて、カップルになれた。


相手は俺が好きらしい。

でもなんで好きになったんだろう。俺のどこがいいんだろう。わからん。


夜中に人の声が聞きたくなったときに電話ができる人。

人込みの中ですぐに見つけられる人。

話し声だけでそこにいるのがわかる。

話した内容をほとんど覚えてる。

なにかあったら話したくなる。


相手の考えていることがわからない、この気持ち。

恋なのかコイなのか、こいなのか。

前例がなくて比較ができないからわからない。

はじめての彼女、はじめての恋愛。


彼にも私のk十を好いてほしい。

彼氏が好きでスキですきだ。

いままでの誰よりもずっと。

3番目の彼氏、はじめての恋愛。



なにせ、恋したことなんてないもので。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

なにせ、恋したことなんてないもので 月永 鉧 @tukinaga

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る