左様なら
左様ならば、お別れしましょう。
この戦乱の世に於いて
私の想いなど、どうして貫けましょうか
左様ならば、お別れしましょう。
貴方様と結んだ約束の通り
私はきっと笑っていますから
もう、後ろを振り向いてはなりません
左様ならば、お別れしましょう。
この世は無情で御座います
抗えぬ力はあまりに大きいのです
引き裂かれる運命のために出会ったわけではないのに
左様なら、今はお別れ致しましょう。
何度願ったことでしょうか
貴方様を失わなければならない世など
滅んでしまえばよいのにと
お別れしましょう、さようなら。
まだ見ぬ世に天国という場所が御座います
そこでもう一度お会いするため
左様ならば、痛みも耐えてみせましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます