デートと自信
恋人が出来たらそうデートしますよね、初めてのデートに葵ちゃん遂に行く事が出来ました。
「どうしようかな...」
まだまだ何も出来ないので女の子の格好で行く訳にも行きませんので当然男の格好で行く事になりちょっと不安げな葵ちゃん、女の子として彼氏には振舞ってる訳ですから当然その辺は気になります。
ゲームでオフ会したら想像と違う人が来たら驚きますよねそういう事です、なのでとりあえずやれるだけやっていざ当日。
「ドキドキする...」
やっぱり緊張します、誰かと会うのは何回かやって居ますが好きになった人となれば別です。
私は集合時間の前に着いてしまいしばらく待って居ましたが『着いた』と連絡がありました。
「葵さんですか?」
「はい!」
始めての出会いを果たす事が出来ました、彼氏の見た目とかは私は気にしないので省略します。
問題は私の見た目ですが、後から聞いたらやっぱりあまり良くは無かったようです、髪型とかはやっぱり弄って居ないのでそこら辺が良くないのかもしれません、顔は女顔だと言われ自信は出ました。
「う〜...」
とりあえずお店に入って料理を注文する事にしましたが、向こうは緊張しているのかあまり話しかけて来てはくれなかったので私から話しかける事にしました。
たわいもない話でしたが私にとっては幸せな時間でした、ただ可愛いかったり綺麗で無い自分自身に少しダメージを受けて居ました。
「やっぱり女の子ぽくなれたらなぁ...」
本当に大事な事なので私にとっては心配と悩みの種でしたが予定通りカラオケに行くことに、カラオケデートと行った訳です。
彼はかなり採点付きのカラオケが上手くて私は下手でした、なかなか点数が出ずあれでしたが女の人が歌っているような歌を歌って行きます。
「声高いよね?」
「やっぱり高いね」
高い声で更に可愛い寄りらしくて、声は喜んで貰えたので私はとても嬉しいくてカラオケに行って良かったなと思いました、そもそも低い声が全然出せないので素の声も女の子寄りらしいのです。
「夜ご飯どうする〜?」
夜ご飯もブラブラ歩きながら食べてそのまま解散しました、帰る時は少し寂しくてちょっと嫌でしたが幸せな気持ちで帰る事が出来ました。
デートして思ったのは高い声とか出しずらいのと胸の膨らみが分からないか気にしながら歩かないと行けない事でした、声は本当に女の子寄りなので周りの人が聞いたら驚いてしまうのであまり喋れませんでしたね、カラオケは伸び伸び出来たのでやっぱりカラオケデートは個室で気楽でした。
「またカラオケデートしたいな〜」
次のデートに思いを馳せて女の子になる為に頑張る葵ちゃんでした。
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