これが最終話です。だいぶ時間がかかりましたがここまで来れて完結できてよかったです。

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ウクライナ軍は自衛隊の協力を得た元で無事に全ての領土を取り返すことができた。唯一の課題はロシア軍と和平を結ぶ必要がある事だ。しかしこれはロシア軍の反政府運動によって解消された。戦争敗北の報を聞いたロシア国民らは今までの苦労はなんだったのだと激怒してクレムリンに乗り込んだ。その結果プーチン政権は敢えなく打倒されてロシアではその直後に大統領選挙の準備が行われた。プーチンを始めとする政府高官はその職を追放されて汚職容疑で逮捕された。それは多くのロシア軍の将校も同じだった。更にそれに連動してベラルーシでも政権打倒が起きた。ロシアの後ろ盾がなくなるとソ連崩壊以降30年以上続いたルカシェンコ政権はいとも簡単に崩れ去った。その為ベラルーシでも新たな大統領選挙の準備が始まった。

そしてイランでは同じく独裁政権が打倒されたわけではなく譲歩する事によって問題は収束した。それと同時に国連の仲裁によって領土問題は解決に向かった。

そしてロシアにて行われた選挙の結果ナルワヌイ氏が大統領に就任した。それと同時に和平交渉が進んでいった。

自衛隊は日本に帰国の準備を済んだ為帰国をした。残念な事に死傷者は何人も出たがその結果ロシアの暴力を止められたと考えれば仕方ない犠牲だった。戦死者等は日本にて幹部等も出席する葬儀が行われると相なった。そしてロシアは自ら国連安保理の常任理事国を辞退して日本をその座に推薦した。また、北方領土の占拠を謝罪してそのお詫びとして領土の一部を割譲する事になった。また核の放棄も宣言してその事に関して国連からそれを見届ける為に人が来る事になった。

更にウクライナには賠償金を支払い、日本とロシアの間ではいろいろな引き継ぎが行われていく事になった。この戦争によって多くの独裁国が被害を受けて共産主義から民主主義に転向して、核の恐れも減った。そしてウクライナの復興に関しては多くの国からの援助とロシアから少しずつ支払われる多額の賠償金などで行なっていくことになるだろう。更に世界中に散らばっていた避難民は少しずつウクライナ国内に帰国を開始してウクライナは選挙の準備を始めた。ただし被害は甚大でウクライナは復興にしばらくかかるだろうし、犠牲者の数などが正確に分かるようになって世界中の人々にショックを与えた。

この戦争は人々に大きな傷を残したがその結果世界の安全保障は少し改善されて、ウクライナやモルドバのNATOやEU加盟もグッと近づいた。また日本では憲法改正をする案が国会を通って国民投票がおこなわれることとあいなった。

そして同じくロシアでも憲法改正を行う事になった。その結果もう2度とあんなことを起こさない為に大統領の権限は著しく減った。このような結果で戦争は終わった。これ以降戦争が起きないことを多くの人が願う結果となった。(終)

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これで完結です。今の所番外編などを書く予定はありません。

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