第23話

戦争の終了が徐々に近づいてきた。ロシア国内ではベラルーシでの混乱とプリゴジンの反乱によるプーチンへの信頼の減少によって一旦収まった騒動が活性化していた。そしてベラルーシ国内での混乱はマックスに達していて今やワグネルの勢力は政府に叩き潰されてほとんど無くなっていたが政府が無視し続けた国民の勢力は凄い事になっていてルカシェンコ政権は危機に瀕していた。ワグネルと政府/ロシア軍が戦っていた事により政府の力も弱まり始めていて今や応援に駆けつけたロシア軍と協力しても市民等を押さえつける実力を失っていた。更に元々嫌々軍にいた若い徴収兵達が反乱を起こしてウクライナとの国境警備をやめてロシア軍に向けて発砲を開始し始めた。それは本当に一部の兵士だけで直ぐに鎮圧できたが反乱を侵した兵士等はウクライナに逃げ込んで志願兵としてドンバス地方などの前線でロシア軍と戦い始めた。今やベラルーシ国内は統制が取れず内乱状態に発展していた。そして西側諸国も明言や介入まではいかないが市民を密かに応援して物資などを与えていた。この内乱状態はロシアにとっては完全に望ましくない事だった。ベラルーシはロシアにとって数少ない味方だ。そしてロシアに長い事ドローンなどをあげてきたイランでも国内で大変な事になっていた。



昔スカーフ着用を巡ったデモが起きていたがまたしても同じような事件が発生して国民は再びデモを開始した。そしてそこへイランが持っているアラブ諸国との領土問題が状況が悪化して紛争が再開。その結果イランは国内のデモ終結に注力できなくなってロシアへの支援は打ち切られた。



またドンバス地方ではいろいろなところから援軍が来て奪還が加速されて制空権も奪えた為士気が上がっていた。


空自が制空権をとった事による多くのロシア軍の砲兵部隊や拠点が空襲により破壊されていった。そしてロシア軍の対空兵器は現在殆ど破壊されていて今の所空自に被害はゼロ。更に使用している砲弾はアメリカなどが提供していてかなりの高頻度で使えていた。また日本はその国民性も相まって軍事目標しか攻撃しない。だから世界的に非難をロシアを除いてされることはなかったしこれはウクライナから正当な要請を受けての行動な為国連憲章にも反していなかった。そして遂に8月初旬には2014年から占領されていたエリアの奪還も開始され始めていた。ただここで追い詰められたロシア軍は再び核の脅しを開始した。それに対して西側諸国が反応することは無かったためか今度は海に向かって実験と称して禁じられているのにも関わらず核を落とした。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る