(二)-17
ただ、同時に、二人の仲は幼なじみ同士の関係を超えてはいないようであった。ならばチャンスはあるかもしれない。そういう淡い期待もあった。
しかも入学した高校に「勇者ゲーム」なんて妙なイベントがあり、公式にチャンスを提供してくれているのだ。遅かれ早かれ真紀奈には告白しよう。そう思いを巡らせて、あとはいつ決行するべきかを考えていたところであった。
そして湊梨子に告白された。自分のことばかり考え、他の女子生徒から告白されることは全く想定していなかったので、浜野は随分驚いたが、逆にこれこそがまさしく絶好の機会なのではないか……。
(続く)
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