(二)-11
「どこの馬の骨ともわからないヤツが!」と鼻息を荒くし、過去に奥手な諸先輩方が踏み固めた地面を何度も
顔を真っ赤にしている鋭太が何を話しているのか全く聞こえなかったが、梨子が両の手の平を顔の前で合わせて頭をちょっと下げるのを見て、梨子が告白を断った、もしくは保留にしたということを確認することができた。少なくとも彼の告白を受け入れたわけではないと判断でき、三人はホッと一息ついた。
(続く)
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