火属性魔法

火属性攻撃魔法

〇名称：発火（ファイア）【Fire】

〇効果：任意の位置で発火させる。

〇解説

　任意の場所に魔力を集中し、それを《火の精霊（ファイア・エレメンタル）》に献じることで《火の精霊》を炎として顕現させる魔法で、火属性の魔法の中で最も基本とされる。この魔法が使えないものは他のどの火属性魔法も使えない。

　火の強さは投じる魔力量次第、火の大きさは発火に必要な濃度の魔力をどれだけの範囲に集中するかによる。火の燃焼時間は一般的に４～５秒ほどだが、火の大きさの１・５乗に比例して燃焼時間が長くなるとされ、火の大きさによっては長くなる。また術者が魔力を追加し続ければ、理論上は永続的に燃やし続けることも出来る。

　「発火」で灯した火は術者の任意で大きくすることも小さくすることも消すことも可能だが、他の何かに燃え移って魔力以外の燃料を得た火は術者の制御から外れることになる。

　発火させることができるのは自分の身体の表面（指先など）や、自分が触っている物体など魔力を直接流し込める範囲に限られるのが普通だが、魔力の遠隔操作ができる者は自分から離れた場所で発火を起こさせることが出来る。その場合の射程距離は術者の魔力制御の能力次第で変わるが、ムセイオンで行われた実験ではせいぜい３０ｍぐらいが限度のようだ。

〇類似魔法

・発火（ファイア）【Fire】

・点火（イグニッション）【Ignition】

・火炎（バーン）【Burn】