第31首 坂上是則(古今集)
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪
※※※※※※※※※※※※※※※
夜が明ける頃あたりを見てみると、まるで有明の月が照らしているのかと思うほどに、吉野の里には白雪が降り積もっているではないか。
(出典:百人一首.com)
※※※※※※※※※※※※※※※
よいしょっと・・・。
重い引戸を開けると。
一面の銀世界。
はぁ・・・。
吐く息が白い。
まだ、夜は明けていない。
雪の上には。
青い闇が広がっている。
それでも。
月明かりに。
小さなキラキラとした光が舞っている。
あぁ・・・。
貴方がここにいれば。
冷え切った身体を。
温もりに包んでくれるだろうに。
笑顔という。
素敵な温もりに。
※※※※※※※※※※※※※※※
坂上 是則(さかのうえ の これのり)は、平安時代前期から中期にかけての貴族・歌人。右馬頭・坂上好蔭の子。官位は従五位下・加賀介。三十六歌仙の一人。
経歴
908年(延喜8年)大和権少掾次いで大和大掾に任ぜられる[1]。912年(延喜12年)少監物に転ずると、中監物・少内記を経て、921年(延喜21年)大内記と醍醐朝中期は京官を歴任した。
『寛平后宮歌合』や『大井川行幸和歌』など、宇多朝から醍醐朝にかけての和歌行事に度々進詠し、『古今和歌集』の撰者らに次ぐ歌人であった。
※ウイキペディア フリー百科事典より
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます